小関桃、具志堅氏と並ぶV13は「誇り」=女子プロボクシング「G Legend」
具志堅氏に並ぶ13度目の世界王座防衛に成功したWBC世界女子アトム級王者の小関桃 【t.SAKUMA】
スピードのある連打で一方的な展開に
一方的な試合運びで9回レフェリーストップTKO勝利 【t.SAKUMA】
「V13は具志堅さんなしにはない記録」
偉大な先輩・具志堅氏への感謝の気持ちを口にした小関 【t.SAKUMA】
その一方で、「具志堅さんの名前が出るとプレッシャーがかかっていた」と素直な心情も吐露。それでも、具志堅氏から「桃、記録を伸ばせよ」と励ましてもらうこともあり、「具志堅さんなしではなかった記録。具志堅さんには感謝しています」と記録への原動力になったことのお礼を口にした。
「まだまだ発展途上中」とさらなる高み目指す
小関は女子プロボクシング世界防衛記録14の更新に意欲 【t.SAKUMA】
しかし、13度防衛を果たし、女子プロボクシング世界防衛記録の14(WBA女子世界フライ級王者としてスージー・ケンティキアンが07年から12年まで14度防衛)まで王手をかけた今は違う。「まだまだ自分は発展途上なのでもっともっと強くなりたい」と強い意欲がある。さらに、JBCが女子ボクシングを公認したことで、注目度も昔とは大きく変わってきた。
「自分もいい年(31歳)なので、残された時間は考える。チャンピオンでいられるうちに自分ももっといいボクサーになって、いい試合をしたい。女子だからというのではなくて認めてもらいたい」
女子世界最多防衛記録とともに、女子ボクシングを盛り上げるために、小関桃はさらなる高みを目指す。