町田、個人戦では「宇宙まで飛んでいけたら」=フィギュア団体戦 最終日コメント
団体男子フリーの演技を終え、高橋大輔(左上)らチームメートにねぎらわれる町田樹(左下)=ソチ 【共同】
最終日には男子フリーに町田樹(関西大大学院)が登場し、165.85点で3位。続いて女子フリーの鈴木明子(邦和スポーツランド)が112.33点で4位、ラストのアイスダンスフリーダンスではキャシー・リード/クリス・リード組(木下クラブ)が76.34点の5位だった。
以下は、町田、鈴木、リード組のコメント。
町田、悔しさあるも「鳥と僕が融合できた」
(2つ目の4回転について)4回転については絶対的な自信が1本目も2本目もあったんですけど、やっぱり緊張でしょうね。軸が少し太くて、空中分解してしまいました。そこで動揺があったんですけど、その後も落ち着いてパフォーマンスすることができました。ただあのミスによってトリプルのコンビネーションが1本無駄になったので、それでちょっと点がシーズンベストより低くなってしまったんですけど、この借りは個人戦で返します。
団体戦で演じるのは『火の鳥 再臨編』!? 【Getty Images】
(衣装は変えた?)せっかく2回、火の鳥を踊る機会があるので。僕は題名をつけているんですよ。1回目は『火の鳥 再臨編』、そして個人戦が『火の鳥 大飛翔編』です。ソチであったGPファイナルの大敗があったので、もう1度ここに僕の火の鳥を再臨させるという意味でこの1回目の火の鳥を演じたつもりです。そして次は聖火とともに宇宙まで飛んでいけたらいいと思います。
(今日の火の鳥の燃焼度は?)燃焼してないです。0パーセントです。まだまだ個人戦がありますから。全力は尽くしましたし、とても気持ちが良かったですし、あとは次の大飛翔編にすべてを懸けます。
(プルシェンコへの声援がすごかったが?)それでも羽生選手は彼を抑えています。ロシアに絶対的に君臨する皇帝ですから、僕も彼を抑えたいという気持ちが強かったんですけど、それがかなわなくて悔しいです。
(個人戦の前に一度五輪の舞台を味わえたが?)今日の反省点は必ず個人戦に生きますし、一度舞台に立てたのは良いことだと思うんですけど、個人戦につながるつながらないよりも五輪というすごい舞台に1回でも多く立てることに喜びを感じています。
(大飛翔するために個人戦までどうする?)ノーミスにしたいとか、メダルを取りたいとかそういう気持ちはありますけど、いままでやってきた積み重ねを日々同じように淡々と準備をしていくに尽きると思います。特別に練習を頑張るとか、なんか秘策があるとかはなくて、いままでの積み重ねを残りの日々も続けていくだけだと思います」