PG1スピードクイーンメモリアル直前「BOATBoy黒須田編集長のドリーム戦解説!」

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プレミアムG1第1回スピードクイーンメモリアルは、ボートレース浜名湖にて明日から開催。本記事では、注目ポイントをBOATBoy黒須田編集長が解説する。皆さん、ぜひ参考に!

<2月19日 12Rドリーム戦>
①浜田亜理沙(埼玉)○
②上田紗奈(大阪)△
③細川裕子(愛知)◎
④刑部亜里紗(静岡)○
⑤西橋奈未(福井)○
⑥遠藤エミ(滋賀)◎
◎好相性 ○普通 △苦手

新たに新設されたプレミアムG1スピードクイーンメモリアル。PG1の新設は19年BBCトーナメント以来約5年ぶりで、女子PG1に限れば12年クイーンズクライマックス以来約12年ぶりとなる。女子PG1は3大会体制になり、G2も含めれば女子5大ビッグ時代が到来したわけだ。この2月19日~24日、我々はまさに歴史の証人となるのである。

その出場選手選出方法は、男女合わせてもこれまでのビッグにはない斬新なものとなった。なんと、「最高走破タイム(3周)」が基準となったのだ。全国24場の、選考期間内の最高タイムを叩き出した選手が、その場の代表となる。複数場で最高タイムを出している選手は最も速いタイムの場代表となり、それ以外の場はタイム2位以下の選手から繰り上がりとなる。この選出方法が「スピードクイーン」というタイトルの所以だ。

各場最高タイム24名以外は、開催場以外の23場から推薦された選手が出場。開催場は希望選手を5名選出する。この方法は、SGボートレースメモリアルで用いられているもの。これが「メモリアル」というタイトルの所以であり、「スピードクイーンメモリアル」は2つの要素が組み合わさった栄えあるレース名なのである。

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初日ドリーム戦は、選出順位上位5名と、開催施行者希望1名によって戦われる。1号艇は浜田亜理沙。浜田はなんと、5場で最高タイムを叩き出しており、もちろん最多。この時点で初代スピードクイーンの最有力候補である。5場のうち最も速いタイムを出したのは尼崎で(1分46秒4)、つまり尼崎代表での出場ということになる。舞台となる浜名湖ではまだ優勝実績がないが、昨年12月に出走した際には節間トップタイムをマークしている。水面相性に不安はないだろう。

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2号艇は上田紗奈。A2級でもスピードさえあればドリーム戦に乗れるという、この大会の独自性を表現した、まさに記念すべき第1回大会にふさわしい存在である。上田は2場で最高タイムを出しており、芦屋代表としての参戦となる(1分46秒4)。浜名湖はまだ2節しか参戦したこともなく、1着も1回のみ。まずは水面慣れが課題となってくるが、持ち前のスピードで大暴れしてもらいたい。

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3号艇は細川裕子。舞台となる浜名湖での最高タイムをマークしたのが細川で(1分47秒0)、堂々たる開催地・浜名湖代表での出場となる。昨年のクイーンズクライマックス準Vなど、実力は言うまでもなくトップクラス。女子ビッグ13優出を誇りながらまだ手が届いてないタイトルを、この新設PG1でゲットしたい。なにしろ浜名湖での最速女王なのだから、水面相性は文句なし。優勝こそないが、7優出がある得意水面のひとつである。

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4号艇は刑部亜里紗。地元静岡支部からは三浦永理や長嶋万記など5名が参戦するが、ドリーム戦に選出されたのは最もキャリアの浅いルーキーとなった。意気に感じる部分も大きいはずで、思い切った走りを見せてもらいたい。代表場は唐津で(1分47秒0)、広大な水面で最速タイムを叩き出したわけだ。浜名湖もまた広大な水面、好タイム連発を期待しよう。もちろん走り慣れた水面でもあるから、相性に不安があるはずがない。

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5号艇は西橋奈未。鳴門で叩き出した1分45秒2は、今回の代表24選手のなかでダントツの最速タイム。つまり、今回の出場選手のなかで、選考タイムならば圧倒的なスピードクイーンである。浜名湖では優勝実績はないが、G1初優出を果たしたのが21年の当地レディースチャンピオン。その優勝戦は6着に終わってしまっており、今回はその雪辱を果たす一戦ともなる。

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6号艇は遠藤エミ。言わずと知れた昨年の優秀女子選手に選ばれた女子レーサーの頂点だ。意外にも最高タイムを出した場はなく、びわこ推薦での出場だが、彼女の強さは走破タイムだけで測れるものではないのは言を俟たない。浜名湖では勝率6点オーバーの好成績を残し、5優出1優勝。その優勝が21年のレディースチャンピオンなのだから、水面相性も文句なしだ。優勝すれば、女子PG13節連続優勝、さらに女子PG1をすべて優勝という快挙であり、もちろんそれを狙ってくるはずだ。
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