U-18Jリーグ選抜が日本高校サッカー選抜に4発快勝!【サマリー:NEXT GENERATION MATCH】
過去5大会はJ1優勝チームのユースチームと日本高校サッカー選抜が対戦してきたが、今回は2019年大会以来にU-18Jリーグ選抜が出場。全員が高校3年生の選手をそろえた相手に対し、U-18Jリーグ選抜は年下の選手たちでチームを構成したが、序盤から年齢差をまったく感じさせず、主導権を握っていった。
白いシャツを着たU-18Jリーグ選抜は、青のユニフォームをまとった相手に体格や身体能力でも勝り、後方からショートパスを繋ごうとする日本高校サッカー選抜にハイプレスをかけていく。すると前半19分には、逆襲から森 壮一朗が右サイドを駆け上がってグラウンダーのクロスを送り、ファーサイドで吉田 湊海が押し込んで先制した。
さらにその5分後には、小林 志紋のスルーパスに抜け出した大西 利都が、右足で冷静に仕留めて追加点。アシストを記録した小林は試合後、次のように話した。
「ここに来る前にトップチームのキャンプに参加して、プロを間近で感じました。今日は自分のプレーを見せてやろうと思って臨み、得点はできませんでしたが、アシストという結果で自分をアピールできたのかなと思います」
前半が2-0で終わると、後半は劣勢の日本高校サッカー選抜が少しずつ盛り返していく。後半20分に粕谷 悠が投入されると、さらにリズムがよくなり、その5分後に新垣 陽盛のクロスを田中 佑磨が頭で折り返し、最後は粕谷が押し込んで、日本高校サッカー選抜が1点を返した。ゴールを決めた粕谷は、試合後にこう語った。
「折り返しが来ると思ってちゃんと準備していたので、ちゃんと対応できて決めることができました」
ところが日本高校サッカー選抜はこの流れを掴みきれず、次第にペースはまたU-18Jリーグ選抜へ傾いていく。後半35分には、左からのコーナーキックに林 駿佑がニアサイドで頭を合わせ、U-18Jリーグ選抜が再びリードを2点差とする。そして最後に、最年少の長南 開史が魅せた。
後半追加タイムに、この試合で唯一の中学生選手は左サイドでパスを受けると、自ら前に持ち上がり、左足の強烈なシュートでニアサイドを破り、ダメ押し点を奪ったのだった。試合後、長南はあどけない表情で試合を振り返った。
「SNSとかで応援してくれる人がたくさんいて、今日も見にきてくれている人いたみたいです。そういう人たちにお礼がしたいという思いでやりました」
恒例の国立の舞台で、今年も若者たちが大いに躍動した。
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