『東海ダービー』に勝ってこそ本物。3日遅れのプレゼントはみんなと分かち合う“三重Hの喜び”で
三重ホンダヒート 竹中選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】
21日のリコーブラックラムズ東京戦では一時8点のリードを奪われる展開となりながら、驚異的な粘りを見せ、終了間際にマヌ・ヴニポラのペナルティキックで逆転。ディビジョン1昇格から約2年越しのホストゲーム初勝利であり、今季の三重Hは“違う”と印象付ける試合となった。
「とりあえず勝ててホッとしました。(7月に始動して)22週間というとても長いプレシーズンで準備してきたことがしっかり出せたと思います」
12月25日に誕生日を迎えた竹中太一は、その4日前に行われた開幕戦をこう振り返った。待ちわびた勝利のあとは、会場に詰めかけたファンの表情を見て安堵したという。
「(なかなかホームで勝てず)実際やっている選手はもちろん悔しいんですが、応援してくださっている方もとてもやるせない気持ちがあったと思います。一緒に喜びを分かち合えて、本当にうれしかったです」
その直後の試合として迎えるトヨタV戦。三重Hにとっては近隣のライバルであると同時に、「なかなか超えることができない大きな壁」(竹中)である。それでも、竹中は“バトル”を試合のキーポイントに挙げ、下剋上の準備を整えている。
「トヨタVさんはフィジカル重視でアタックが好きなチーム。前節以上にブレイクダウンの部分が大事になりますね。そこで負けると劣勢になってしまうので、コリジョンのところで勝ちたいです」
三重県からほど近い岐阜での開催とあって、ビジターゲームながら多くの三重Hファンが詰めかけるはず。竹中は「前の試合では皆さんの存在がとても力になりました。ただ、まだ1勝しただけなので、チームはトヨタV戦に向けてしっかり準備しています。強敵ですが、全力を尽くして勝てるように頑張りますので、ご支援をお願いします」と呼びかけた。
クリスマスと誕生日に加え、さらにトヨタV戦での勝利を手にできれば、彼にとってもチームにとっても、まさに“三重Hの喜び”となるはずだ。
(籠信明)
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