住之江SGグランプリ/グランプリシリーズ 2連対率平凡機も伸び強力な宮之原輝紀
【(C)BOATRACE 宮之原輝紀】
一年の総決算ともいわれるこの大会には、「グランプリ」メンバー18名と「グランプリシリーズ」メンバー42名が参戦。優勝賞金1億1000万円がかかる「グランプリ」には2連対率上位機が割り当てられるよう配慮され、モーター抽選が行われている。
そんなグランプリメンバーが乗る上位機の中でも特に注目されているのが、池田浩二が引き当てた62号機と馬場貴也が引いた56号機。記者の間で「ダブルエース」と呼ばれる評判機である。
62号機は、6月の周年記念で実施した整備(ピストン2個・ピストンリング4本、シリンダケース)により激変、馬場貴也を優勝に導いている。その力感と伸びで他を圧倒する素性機だ。
また、56号機は3月の初おろしから一度も劣勢感がなく、伸びを中心にバランスよく仕上がっている。レースを確実にバックアップしてくれる良機だ。
【(C)BOATRACE 宮之原輝紀】
井口佳典の68号機は、直前のマスターズリーグ第9戦で西島義則を優勝に導いており、レース足抜群。
また、宮之原輝紀の24号機は、マスターズリーグで平尾崇典が乗り優勝戦2着。周囲が「足合わせにならない」とさえ言っていた伸び型である。
宮之原輝紀本人は「直線はよかったですが、ターンで進んでいない感じでした。前検は参考外ですね…」と語るが、前検タイムはグランプリシリーズのメンバー中でトップの6秒72。グランプリのメンバー18名を加えても、3位の茅原悠紀と同タイムをマークするなど強力な伸びをアピールしている。
宮之原輝紀の初日2走(2R1号艇と9R5号艇)に注目したい。
【(C)BOATRACE】
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