【BOATRACE】蒲郡最終日は風雨の2周戦ありで万券6本の波乱日 荒川健太がまくり差しV
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水面が荒れたことでレースも波乱。決まり手は、まくり、差し、まくり差しが最多タイの3本ずつ、逃げは2本、抜きが1本だった。配当面では2Rで井芹大志が差して3連単4万円台の万舟券が飛び出すと、3Rは瀬川公則がまくって2万円台、9Rは落合直子がまくって3万円台、10Rは畑竜生がまくって1万円台、11Rは横澤剛治がまくり差しで6万円台と大荒れだった。
そして、12R直前にコンディションが変化。これまでの追い風6~7メートルが北西からの右横風3メートルに変わった。優勝戦のピット離れに優劣はなく、折り合いのついた枠なり3対3で大時計の12秒針が動き始めた。3コースの上村純一がコンマ32と立ち遅れ。4カドの野中一平がコンマ15のトップショットから中ヘコミのスリットを生かして締めまくり。スロー勢を一気にまくり切ったが、5コース荒川健太(三重出身・三重支部44歳)【写真2枚】がシャープなまくり差しで並走へ。
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優勝した荒川健太は「追い風がやんで、いい水面でしたし、(まくり差すには)良かったです」とにっこり。「神風が吹いたのではなく、やむ方の神風でしたね」と水面環境の変化を勝因に挙げた。今年は5月の住之江に続く2回目、通算は25回目、蒲郡では初のトップゴール。「以前(2009年10月)、1枠で優勝戦に乗ったけれど、(引退した)大嶋(一也)さんに2コースから(まくりで)締められたりして優勝はしていなかった。嫌いな水面ではなかったです」と昔の苦い思い出と胸の内を明かした。前期は勝率6.10とA1ボーダーに届かなかったが、今期は幸先の良い滑り出し。「これからも頑張ります」と力強い言葉を残して蒲郡を後にした。
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