「野球小僧」ドジャース大谷選手はケガを押して出場するのか。ワールドシリーズ。第2戦の盗塁時に左肩を亜脱臼。大舞台だが無理はしてほしくない
【これはnoteに投稿されたセイノさんによる記事です。】
ドジャースの大谷翔平選手が心配だ。ヤンキースとのワールドシリーズを戦っているが、第2戦の盗塁時に左肩を亜脱臼して、ベンチに下がった。28日(日本時間29日)にはアウェーのニューヨークで第3戦が行われる。ホームのロサンゼルスに比べて10度も気温が下がる地。ケガを抱えての出場は、体にこたえるに違いない。無理はしてほしくないのだが。
26日(日本時間27日)に行われたホーム、ロサンゼルスでの第2戦。七回裏に四球で出塁した大谷選手。2死後に二盗を試みた。スタートが遅れたためか、二塁ベースにスライディングする際に、左手を強く地面に着いた。
判定はアウト。その後、腹ばいに倒れていた大谷選手が、右手を振ってアピールした。最初、アウトの判定に納得いかず、ビデオ判定を求めているのかと思った。
しかし表情が厳しさを増し、チームトレーナーが駆け付けると、大谷選手は「肩っすね。左」と話しているようだった。大谷選手はそのまま試合を退いた。
翌日はニューヨークへの移動日で試合はなし。大谷選手は医師の診断や検査を受けた。ロバーツ監督によると、大谷選手はすでに素振りを再開しているようだ。
ロバーツ監督は「彼は自分の体をよく理解している」と話したうえで、「プレーする意思があるなら、それで問題ない」と出場に向けて「GO」サインを出しているようだ。
ただ、第3戦から最大3試合行われるニューヨークは、ホームのロサンゼルスに比べて10度も気温が下がる。ケガをしている身には気温の低い土地にいるのは体にこたえるはずだ。
大谷選手にとって悲願の頂上決戦。「野球小僧」のようにプレーに前のめりになるだけに、無理をしてでも試合に出かねない。大谷選手がラインナップから外れるのは、かなりの戦力ダウンだが、今後の野球人生を考えるならば、無理をさせない方が良い。
1982年のプロ野球のプレーオフを思い出す。日本ハムが西武と戦った時のことだ。この年に20勝を挙げて最多勝などのタイトルを手にした工藤幹夫さん。9月に右手小指を骨折して、西武と戦うプレーオフ出場は絶望的と見られていた。
しかし、プレーオフ初戦に先発登板。さらに中2日置いて第3戦にも登板した。無理して投げたために、折れた骨はなかなか治らず、大きな後遺症が残ったという。
工藤さんは翌年に8勝を挙げたのが最後の勝利。以後、勝ち星はつかず、1985年以降は1軍の登板はなし。1988年に現役を引退した。
プロ選手ともなれば、ビッグゲームに出場したいところ。ただケガを抱えたままでは、その後に大きな代償を残しかねない。
頂上決戦で大谷選手の活躍は見たい。ただ無理をして、今後のプレーに影響を及ぼしてほしくない。「野球小僧」の大谷選手、無理はしないでほしい。
26日(日本時間27日)に行われたホーム、ロサンゼルスでの第2戦。七回裏に四球で出塁した大谷選手。2死後に二盗を試みた。スタートが遅れたためか、二塁ベースにスライディングする際に、左手を強く地面に着いた。
判定はアウト。その後、腹ばいに倒れていた大谷選手が、右手を振ってアピールした。最初、アウトの判定に納得いかず、ビデオ判定を求めているのかと思った。
しかし表情が厳しさを増し、チームトレーナーが駆け付けると、大谷選手は「肩っすね。左」と話しているようだった。大谷選手はそのまま試合を退いた。
翌日はニューヨークへの移動日で試合はなし。大谷選手は医師の診断や検査を受けた。ロバーツ監督によると、大谷選手はすでに素振りを再開しているようだ。
ロバーツ監督は「彼は自分の体をよく理解している」と話したうえで、「プレーする意思があるなら、それで問題ない」と出場に向けて「GO」サインを出しているようだ。
ただ、第3戦から最大3試合行われるニューヨークは、ホームのロサンゼルスに比べて10度も気温が下がる。ケガをしている身には気温の低い土地にいるのは体にこたえるはずだ。
大谷選手にとって悲願の頂上決戦。「野球小僧」のようにプレーに前のめりになるだけに、無理をしてでも試合に出かねない。大谷選手がラインナップから外れるのは、かなりの戦力ダウンだが、今後の野球人生を考えるならば、無理をさせない方が良い。
1982年のプロ野球のプレーオフを思い出す。日本ハムが西武と戦った時のことだ。この年に20勝を挙げて最多勝などのタイトルを手にした工藤幹夫さん。9月に右手小指を骨折して、西武と戦うプレーオフ出場は絶望的と見られていた。
しかし、プレーオフ初戦に先発登板。さらに中2日置いて第3戦にも登板した。無理して投げたために、折れた骨はなかなか治らず、大きな後遺症が残ったという。
工藤さんは翌年に8勝を挙げたのが最後の勝利。以後、勝ち星はつかず、1985年以降は1軍の登板はなし。1988年に現役を引退した。
プロ選手ともなれば、ビッグゲームに出場したいところ。ただケガを抱えたままでは、その後に大きな代償を残しかねない。
頂上決戦で大谷選手の活躍は見たい。ただ無理をして、今後のプレーに影響を及ぼしてほしくない。「野球小僧」の大谷選手、無理はしないでほしい。
見出し画像:久保田牧土
※リンク先は外部サイトの場合があります
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ