U18日清食品 東北ブロックリーグ2024 女子 大会レポート 昆真叶「誓いを立てて臨んだ試合」盛岡白百合学園(岩手県)
【©U18日清食品リーグ】
その盛岡白百合学園が特に成長を示したのが、インターハイで2年連続ベスト8に進出した強豪、聖和学園との試合でした。2月の東北新人では27点差、6月の東北大会では21点差といずれも準決勝で大敗した相手に延長戦まで持ち込む粘りを発揮。95-99で敗れはしたものの、チーム一丸で向かっていく姿勢を延長まで貫きました。
盛岡白百合学園は今夏のインターハイでも僅差の試合を勝ち抜いて創部初のベスト16に進出しています。そして、「U18日清食品 東北ブロックリーグ2024」を通して一戦ごとに実力を伸ばし、初優勝をつかみ取りました。小川陽ヘッドコーチは「やってきた練習が間違いではなかったという自信になりました」と手応えを語りました。
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昆選手の成長を小川ヘッドコーチはこう語ります。「下級生の頃は自分のことで精一杯でしたが、今ではチーム全体のことを考えるようになり、『自分が引っ張らなきゃ』という気持ちが出てきました。また、試合状況やチームメートの様子を把握しながらプレーできるようになったのは成長した点です」
昆選手は優勝という結果に「少し驚きました」と正直な思いを語りましたが、「聖和学園と延長まで戦えたことで自信が出てきました」とチームの成長を実感しています。「聖和学園戦は無我夢中でプレーしていたのですが、試合が終わってからは『私たちもこれだけ戦えるんだ』という気持ちが強くなりました。聖和学園と対等に戦えたのも、『U18日清食品 東北ブロックリーグ2024』を通じて、毎回準備をしたことができるようになったからだと思います」
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昆選手は勝負となる聖和学園戦では「誓いを立てて臨んだ」と言います。「これまでの聖和学園戦では、一発目のドライブを抑えられるとネガティブな気持ちになってしまい、そこから崩れていました。でも、今回は小川コーチから『逃げるな』と指摘されていて、『何回叩きのめされても絶対に自分が決める』という気持ちで戦いました」
その結果が延長に持ち込む粘りとなり、初優勝にも繋がりました。「県大会以外で優勝したのは初めてなのでうれしいです。自分にとって『U18日清食品 東北ブロックリーグ2024』は成長できる舞台でした」と笑顔で語る昆選手。この優勝に甘んじることなく、「この結果を自信にして、自分たちは常にチャレンジャーとして戦っていきたい」と、盛岡白百合学園のエースはさらなる成長を目指します。
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