【大宮アルディージャ】志村滉×大澤朋也 チームメート紹介
【大宮アルディージャ】
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大澤「お願いしま~す!」
志村「今回は、どういう理由で、この二人を選んだんですか?」
大澤「内容は軽く聞きましたよ。ナントカナントカはナントカみたいな」
志村「そうそう(笑)」
──お二人なら、楽しいエピソードをまじえつつ、たくさんの選手たちのキャラクターをうかがえるんじゃないかと思いまして。
大澤「そういう期待かぁ。大丈夫か俺で」
志村「困るよね。それぐらい自分で調べてほしいよね(笑)」
一同「(爆笑)」
大澤「最悪!人選失敗!」
──チームで一番◯◯なのは◯◯、教えてください。
志村「お題をもらえるってことですか?」
──もちろん。
志村「じゃあ大丈夫だ」
大澤「一斉に言うの?」
志村「いいね!」
──まずは、志村選手と言えば「ムードメーカー」ですよね。
大澤「そりゃチームで一番でしょ。踊ってますもん」
志村「踊ってますねぇ」
大澤「あの勝利のダンスは、ムードメーカーしかできない」
志村「めっちゃ勝つから、いろんな人を出そうと思うんだけど、コイツ(大澤選手)とか出たがらない。朋也のくせに(笑)」
大澤「シャイなのよ」
志村「恥ずかしがり屋が多い」
大澤「それはある」
志村「まぁ、ちょっとメンタル壊れてるんでね、志村くんは」
大澤「メンタルって言うか、ネジが1本はずれてる」
志村「おーい!……1本ならいいか」
大澤「でも、滉くんにはマジで救われてる」
志村「ちょっと踊りすぎかと思いますけどね」
【大宮アルディージャ】
──大澤選手がチームで一番◯◯に当てはまるとしたら?
大澤「一番カワイイ!」
志村「……」
大澤「なんだろうね。俺さ、平凡だから」
志村「愛されキャラ?」
大澤「先輩のほうが話しやすいッスね」
志村「かわいがられるタイプだ」
大澤「けっこうご飯に連れて行ってもらってる」
志村「一番『甘え上手』ってことでいい?」
大澤「後輩気質かな。でも、しっかり見て計算してるよ、俺は」
志村「気遣いのプレーできるもんな」
大澤「そうそう」
──チームで一番「優しい」と言えば?
志村「トシくん(石川俊輝)は見た目どおり優しい」
大澤「間違いない」
志村「キャプテンなのに異様に腰が低い」
大澤「後輩からのツッコミを許す器の大きさもある。あとは、どういう優しさかじゃない。(浦上)仁騎くんとかはサッカーの面でしっかり言ってくれる。それも優しさでしょ」
志村「確かに!」
大澤「ダメなところはダメ、いいところはいいって」
お母さん、お父さん的な存在は?
──見守りつつ諭してくれるチームの「お母さん」は?
志村「それはもう、仁騎かカサくん(笠原昂史)」
大澤「ミズくん(濱田水輝)は?」
志村「あるね。トミくん(富山貴光)も緩いときに締めてくれる。いや、パパっぽいかな。ここぞっていう場面でビシッと締める感じだから」
大澤「そうだね」
志村「お母さんは水輝くん、仁騎、カサくん」
大澤「優しいは難しいね。みんな優しいから」
──「お父さん」は?
志村「貴光と……(笑)」
大澤「背中で見せるのはコジ(小島幹敏)じゃない?」
志村「幹敏ね」
大澤「口では何も言わない。大宮一感情ない男だから(笑)」
志村「本当はめちゃめちゃあるのに」
大澤「タクくん(和田拓也)はどう?」
志村「確かに。プレーでみせるタイプだね」
大澤「いや、声出ししてるイメージもあるか」
志村「いつも冷静で、周りが見えてる。パパっぽいのはトミくんと幹敏かな」
大澤「だね。ヒゲ生えてるし」
志村「関係ないよ。仁騎とか、ママなのにめっちゃ生えてんじゃん」
大澤「うん」
志村「(杉本)健勇くんは、パパって言うより……」
大澤「お兄ちゃんでしょ」
志村「兄貴だね。アウェイのFC大阪戦でも『けんゆう兄ちゃん』って横断幕があった」
大澤「育ったクラブの子たちが書いてくれたんでしょ。(茂木)力也くんも兄貴っぽい」
志村「そうだね。漢って感じ」
大澤「LINEの文とか、めっちゃ優しいけどね。普段はツンツンしてるけど」
志村「力也は優しいよ」
大澤「ツンデレだ!ワカくん(下口稚葉)はどう?熱いよね」
志村「稚葉は熱い!」
【大宮アルディージャ】
──いい味出してる「天然」は?
大澤「それはもう一択ですよ」
志村「うんうん!」
二人「せーの!(関口)凱心。(爆笑)」
大澤「しゃべんなきゃいいのに」
志村「いい顔してるのに、しゃべったらバレる」
大澤「完全に抜けてる」
志村「あとは(泉澤)仁くんかな」
大澤「独特な世界がある。でも、凱心一強でしょ」
志村「だいぶ強い」
──「頭がいい」は?
大澤「(鈴木)俊也くん」
志村「(大澤選手を見ながら)ないな」
大澤「うん」
大澤「ミズくんは?」
志村「ビクターは英語しゃべれるからね」
大澤「俺、そのビクターがよくわからない。説明してほしいんですけど」
志村「確かミドルネームですよね。濱田ブリトニー水輝?」
大澤「アハハハ……」
志村「違う?」
大澤「セコ(笑)。言おうと思ってたでしょ」
志村「ブリトニーが最初に思い浮かんじゃうから。どうしても言いたかった」
大澤「ミズくんは、普段から英語でコミュニケーション取ってるよね」
志村「とにかく、物知り」
大澤「もうさ、名前出てない人どんどん言っていこう。(市原)吏音は?」
志村「しっかりしてて、熱い」
大澤「なんかパーフェクトだよね。面白くないから、ボロ出したろ」
志村「う~ん、キャンプ一緒の部屋だったんだけど、帰ったらだいたいストレッチしてた。ダメだ。めちゃくちゃいい」
大澤「吏音これ以上人気出してどうすんのよ」
志村「何かボロない?」
大澤「ない!アイツはいいヤツ」
志村「じゃ、(泉)柊椰は?」
大澤「ゲーマー。オフに何してたか聞くと、だいたい『ゲームしてた』って言う」
志村「あと牛乳飲んでる。だから、細く見えるけど骨太」
大澤「筋トレやるとき、紙コップに牛乳入れて乾杯してます」
志村「柊椰はツッコミに鋭さがある」
大澤「関西人だからね」
志村「関西人と言えば(中野)克哉でしょ!」
大澤「(中野選手を指さしながら)28歳には見えないよね。子どもみたい」
志村「笑顔がいいよね。カワイイ」
大澤「いつも『先輩な!』って言ってくる。俺を立てろオーラを出してくる」
志村「ゲームで言うと、(植田)悠太も好きって言ってたよ」
大澤「そうだ」
志村「柊椰と一緒にやってるらしい」
大澤「あと悠太は、いつも最後まで自主練習してる。本当のサッカー小僧」
志村「身体能力すごい」
大澤「走り方が軽い。キックもうまいよな」
志村「うん……『よな』ってなんだよ(笑)」
大澤「バレたか」
志村「気づくまで少し時間かかった」
大澤「たまに(タメ語)使っちゃうんですよ、無意識に」
志村「バカだよね~」
大澤「で、帰って反省する」
志村「アハハハ……。使っちゃったなって?」
大澤「そう(笑)」
【大宮アルディージャ】
──「お洒落」は?
大澤「健勇ニイでしょ」
志村「健勇くんと言えば、この前……」
大澤「その話いい!絶対書いてもらおう」
志村「八戸遠征のとき、替えの服を全部忘れたんですよ」
大澤「遠征のときはスーツケースを準備して、預けるか手持ちかなんですけど、ホテルに着いたときに『やらかした~』って入ってきて、聞いたら全部忘れたって」
志村「スーツケースをロッカーに置いたまま行っちゃった」
大澤「過去一しっかり準備したのにって言ってた(笑)」
志村「だから、いろんな人に服を借りてました」
大澤「さすがにオモロすぎて笑った」
志村「ただ、健勇くんのお洒落さは格が違う」
──外国籍選手は、どんな特徴がありますか?
大澤「アル(アルトゥール・シルバ)も優しい」
志村「陽気。みんなとコミュニケーションを取ろうとしてくれる。あとはミドルシュートえげつない。ボール見えない」
大澤「あれはバケモン」
志村「ドンッって音が鳴ったらボール入ってる」
大澤「え?」
志村「ちょっと言いすぎた」
大澤「漫画やん。ファンデーは」
志村「(笑)。ファビとサンデーが一緒になってんじゃん!」
大澤「口が緩いんですよ。よく噛んじゃう」
志村「サンデーは日本語ペラペラ。英語は?」
大澤「しゃべれるでしょ。頭がよくて明るい。みんなを笑顔にする」
志村「ラッソは……」
大澤「ストイック。ほぼ毎日筋トレしてる。めちゃめちゃ努力家」
志村「それはある」
大澤「あと、目が合うとニコッて笑ってくれる」
志村「あの笑顔は世界一優しい。家族と電話してるときとかも、めっちゃ優しいパパって雰囲気が出てる」
大澤「見たことある」
志村「あと、この間、ラッソは試合に出たのが短くて疲れてなかったのか、みんなの靴の片付けとか掃除をしてた」
大澤「それはすごい!」
志村「日本人かと思った」
【大宮アルディージャ】
──ずいぶん多くの選手の名前を出してもらいました。
志村「まだまだいけますよ」
大澤「じゃ、阿部ちゃん」
志村「来誠?」
大澤「来誠もコジっぽいよね。静かだけど、しゃべると面白い。次、大宮の壁」
志村「村上陽介?」
大澤「この体に全部吸収される。相手のシュートが」
志村「シュートブロックすごい。あとは制空権を全部握ってる。で、ド真面目」
大澤「私生活が気になる。どうする、全然真面目じゃなかったら」
志村「いや、このタイプは絶対に真面目。リモコンの位置も決まってる」
大澤「綺麗好きなイメージはある」
志村「で、この隣のヤツ(清水祐輔)はめっちゃガサツ(笑)」
大澤「そう!」
志村「部屋が汚いって噂がすごい」
大澤「ただ、いろんなポジションやるから、サッカーIQは高いでしょ」
志村「FKもうまい。(彩の国カップの)あのFK、なんであんな落ちたんだろう?」
大澤「風?」
志村「あそこで決めるのはすごい」
大澤「あとはオモロイ」
志村「めちゃくちゃしゃべる感じじゃないけど、言葉選びとか間でしょ」
大澤「そう!間だ」
志村「間の使い方がうまい……これ、何の話してるの?」
大澤「(藤井)一志はカマチョでしょ」
志村「それだけ?」
大澤「TWICEが大好き。K-POPが好き。一志くんも真面目だよね」
志村「それはある。あと、異次元の回復力」
大澤「体つきえぐい。人と筋肉が違う。(加藤)有輝くんは?」
志村「キーパー4人の中で、自分が一番まともだと思ってる」
大澤「人として?」
志村「そう」
大澤「キーパーはみんな癖強いからな」
志村「基本キーパーやる人はみんな変わってるんですけど、有輝は自分が一番まともだと思ってる。そこが変わってる(笑)」
大澤「選手会長やってるから、しっかりしてるイメージだけど」
志村「まぁね。(若林)学歩は外国人ぶってる日本人」
大澤「俺、高校のとき試合したんですよ。アイツの学校知ってる?」
志村「狭山ヶ丘?」
大澤「コーナーのとき前半でもGKが上がってくるの」
志村「え!?そんなチームあるんだ。それ学歩?」
大澤「いや、学歩だったかはわかんないけど、そういうチーム。とにかく、俺の一個下は“悪魔の世代”なんですよ。みんな普通じゃない」
志村「誰? 学歩、(山崎)倫、貫(真郷・現ラインメール青森)」
大澤「この3人はヤバい。よく集まったなって」
志村「倫は(車の)免許の試験落ちてるからなぁ」
大澤「それは書いてもいいですよね。ホント衝撃だった」
志村「いや、俺もっとすごいヤツ知ってる。期限内に受からずに、3、4回落ちてる。でも、この前そいつが車乗ってるの見た」
大澤「大丈夫なの。学歩は車好きじゃなかったっけ?」
志村「新しい車買おうとしてるみたいね。それで、オリオラが騒いでた。『ホンマに!絶対ウソ、絶対ウソ』って(笑)」
大澤「(爆笑)やりたかっただけでしょ。このモノマネ、3日前くらいにやって、めっちゃウケてたから」
志村「マジ面白かったでしょ。『えぐい!』って」
大澤「似てる(笑)。次、哲ニイ」
志村「知念(哲矢)ね」
大澤「熱い」
志村「だけどクレバーで、周りが見えてる」
大澤「3バックでも4バックでも、どこでもできる感じだね」
志村「(長澤)徹さんは名言製造機」
大澤「スタッフもいく?(笑)。もう1時間20分しゃべってるよ!」
志村「まだまだ足りない。普及のスタッフまで全員いこう!」
大澤「今日はもういいって。第2回目でやろう」
志村「そう? じゃ、終わります?」
大澤「終了終了。ホントしゃべりすぎた」
志村「まだまだいけるけどね」
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粕川哲男(かすかわ てつお)
1995年に週刊サッカーダイジェスト編集部でアルバイトを始め、2002年まで日本代表などを担当。2002年秋にフリーランスとなり、スポーツ中心のライター兼エディターをしつつ書籍の構成なども務める。2005年から大宮アルディージャのオフィシャルライター。
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