〔日本シニアオープン/1R〕7アンダー単独首位に崔虎星、首位1打差2位に久保谷健一

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日本シニアオープン 第1ラウンド

「第34回日本シニアオープンゴルフ選手権大会」の第1ラウンドが9月12日(木)、千葉カントリークラブ川間コース(6,811ヤード/ パー72)で開催された。シニアルーキー崔虎星(50)が8バーディー・1ボギーの7アンダー64をマークして初日単独首位に立った。1打差の6アンダーにはレギュラーツアー7勝、シニア未勝利の久保谷健一(52)。首位とは4打差の3アンダー3位に兼本貴司(53)、ジーブ・ミルカ・シン(52)が続いている。前年覇者の藤田寛之(55)は、イーブンーパーの25位で初日を終えている。

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レギュラー3勝をあげているシニアルーキーの崔虎星が、第1ラウンドで8つのバーディーを量産するなど初日7アンダー単独首位と好スタートを切った。フェアウェイを正確に捉える精度の高いティーショットを放ち続けた。さらに「ストレートからフェード、ストレートからドローへと思い通りのショットが打てましたよ」と笑顔も光る。



虎さんはこれまで出場しているシニアツアー6戦でトップ10を外していない。コマツオープンまでの賞金ランキングは6位と強さが光る。「優勝のイメージはできていますので、今日の感じで残り3日プレーをします。優勝できます」と早くも優勝宣言が飛び出した。

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それだけ心技体が揃って好調だということを感じさせる。「日本が大好き。不眠症で辛いときもありますが、昨夜は3時間程度寝れていますので、元気なんです」と日本語もだいぶスラスラ出てくるようになった。「日本のゴルフコース、だいぶ戦略ができています。だから、虎さんファイトなんです」。光る汗を拭いながら、帯同キャディとしてプレーをサポートする妻を鼓舞するしぐさをみせた。

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単独2位6アンダーに久保谷健一が入った。久保谷は6バーディー・ボギーフリーゲームを達成。一見絶好調のように思えるが、ここ2週間腰痛の具合がひどい様子。「私まともにクラブ振れないですから、危ないとこいったり、いろいろありましたけど、パッティングが助けてくれたかも知れないですね。3パットしそうな所に乗っても2パットで行けとか。大きかった」と振り返る。「あとは流れが悪いとどんどんボギーが続いていくので、流れを切らさずやれましたし、スコアが落ち着いてアンダーパーが出るようになったかな」と流れを見定めることができたようだ。

腰痛ベルトも外せない不安要素もあるが「5,6年前までこれでやっていたので、打ち方も私の中では思い出せない。今週はこれ多分外せないと思いますし、腰痛が治る気配はないので、何かひとつ解決策を見つけたいと思います」と心は前向きだ。

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とにかくこれ以上の悪化を避けながら、プレーしなければならない状況でもある。シニアオープン以降の賞金レースをしっかり戦い抜いて、シニア賞金シードを確定させたい。かくてさせるための絶好のチャンスが到来しているのだ。現在賞金ランキングは21位。後半6戦で賞金シード圏外へ簡単に落とされてしまうことも、シニア3年目で理解している。

レギュラー7勝を挙げている久保谷は、腰痛と向き合いながらこの日本タイトル戦を戦い抜く覚悟を決めている

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