U18日清食品 四国ブロックリーグ2024 女子 大会レポート 大須賀さよと井出亜依香「チーム全員が戦う姿勢を見せたい」高知中央(高知県)
【©U18日清食品リーグ】
高知県内ではこのところ県立岡豊(高知県)の後塵を拝している高知中央は、夏のインターハイにも出場できませんでしたが、2試合連続で接戦を勝ちきった要因を吉岡利博ヘッドコーチは「我慢する力がついてきました。自分たちで何をやるのがベストなのかを考えながら、最後まで少しずつ修正できていることが最後の差に繋がっています」と語ります。
「去年はこのリーグ戦を活用してチームの底上げをしようとベンチメンバーを多く起用したのですが、今年は主力をベースにして昨日も今日も勝ちにいきました。今年は育成よりもチームの成熟度を高めるリーグ戦にしたいと考えています」
指揮官がそう語るのは、チームの実力に手応えがあるからこそ。「そうですね。今の3年生には少年国体で全国5位になったポテンシャルがあります。あとは個々の力をしっかり融合させれば全国でも上位を狙える、面白いチームになると思っています」
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「今年はベンチに入っている選手だけじゃなく、入らなかった選手も全員で戦おうとしていて、試合後のミーティングを全員でやったり、話し合いを重ねて、どんな時でもチームが一致団結しています」と大須賀選手は語ります。
そんな彼女のリーダーシップについて井出選手は「誰よりも周りに気を配り、視野も広くて声を掛けられます。他の人にないものをもっている、すごく頼れるキャプテンです」と絶賛します。
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その井出選手は「考え方の部分でコーチにたくさん教えていただいたことが、やっと分かってきた気がします。今年は泣かなくなりました。自分でも強くなったと思います」と頼もしい笑顔を見せます。
彼女のライバルは、県立岡豊の絶対的エースである伊藤知里選手。伊藤選手が1年生からエースとして引っ張る県立岡豊に勝てていないだけに、このU18日清食品 四国ブロックリーグ2024とウインターカップ予選では必勝を期しています。井出選手も大須賀選手も「チーム全員が戦う姿勢を強く持ち、このリーグ戦を最後まで戦い抜きたいです。」と、力強い意気込みを語ってくれました。
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