「今までの自分から変わりたい」藤野あおばがオリンピックにかける想いとは (藤野×岩清水 後編)

東京ヴェルディ
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【©TOKYO VERDY】

パリオリンピック代表に選出された藤野あおばが、日テレ・東京ヴェルディベレーザのチームメイトの岩清水梓と対談を行った。

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これからの日本女子サッカーを背負う藤野と、日本女子サッカーの新しい歴史を作ってきた岩清水。藤野は20歳、岩清水は37歳で、その年齢差は17歳。岩清水が「サッカー選手っていう特別な業種だから、お互いピッチ内で年齢は関係ないという話になるから全然いいんだけど、普通だったらなかなか喋らないよね」と笑うように、藤野は試合中の大胆なプレーとは打って変わって大先輩に対して初めは恐縮気味だったが…。
前編で岩清水のオリンピックでの経験を聞き、次第にオリンピックへの思いを強めている藤野。この後編では、これまで聞き役が多かった藤野がオリンピックに向けての抱負を語る。その全ては動画を見ていただきたいが、藤野が本音をさらけ出すシーンがある。

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「本当は(ゴールを)取りたいし、自分のゴールで勝ちたい」

これまでの自分を振り返り「点を取りますとか、点取りたいですって口にするのが好きじゃなかった」という。思えば、今季WEリーグ第12節サンフレッチェ広島レジーナ戦。試合途中からシャドーの位置でプレーした藤野は試合後、こんなことを言っている。

「自分も点を奪いたいと思いますが、チームが点を取るためにはFWが仕事をしたほうが良いと思います」

これも点を取りたいという気持ちを押し殺していたのだろうか。

だが、この大会をきっかけに、「今までの自分から変わりたい」と決意を示す。これからは彼女の心のなかにあるゴールへの貪欲な気持ちに対して正直になる。強気の発言が、メディアを賑わせてくれるかもしれない。

藤野あおばにとって、オリンピックとは何なのか。大会が終わったあと、どのように自分なりの言葉で語ってくれるのか。本戦での活躍とともに楽しみになる、そんな対談となった。
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著者プロフィール

東京ヴェルディは、日本初のプロサッカーチームを目指して設立された1969年の当初から、青少年の育成とスポーツ文化の振興と確立を目的に活動を行っています。1993年の開幕時からJリーグに参戦して初代チャンピオンに輝き、連覇も達成するなど数多くのタイトルを獲得しています。女子チームの日テレ・東京ヴェルディベレーザは設立当初から日本の女子サッカー界を牽引する存在で、多くのタイトルを獲得してきました。日本女子代表にも数多くの選手を送り出しています。男女ともに一貫した育成システムを誇り、世界に通じる選手の育成を続けています。

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