【BOATRACE】板橋侑我が「100億点のターン」で白井英治を破り2回目のG1制覇! 鳴門大渦大賞

BOATRACE
チーム・協会

【(C)BOATRACE】

 ボートレース鳴門の「G1大渦大賞 開設70周年記念競走」(優勝賞金1100万円)は5日、12Rで優勝戦が行われた。この日は朝から1メートル程度の微風で、終日ベタに近い穏やかな水面だった。ファイナルも絶好のコンディションの中、3号艇・板橋侑我、4号艇・池田浩二、5号艇・吉田拡郎がチルト0。1号艇の白井英治をはじめ、ほかはチルトマイナス0.5の設定。展示タイムも大きなばらつきはなく、あとは展開ひとつといったムード。整備での部品交換はなかった。

【(C)BOATRACE】

 レース本番の進入はスタート展示と同様に艇番どおりの3対3。風は左斜め向かいから1メートルで、ほぼ無風に近かった。スリットは5コースの吉田拡郎がややのぞき加減のコンマ08だったが、全体的に横並びのスタートとなった。1マークは白井英治がインから先マイ態勢。あっさり逃げ切るか、と思われた瞬間だった。板橋侑我(静岡支部27歳)【写真3枚】が3コースから、2コース田村隆信を引き波にはめて、かつ白井の内に艇をねじ込む究極のまくり差しハンドル。

 これが見事に決まり、バックストレッチ中間までに白井に艇を合わせた。2マークを先取りした板橋はスムーズに2周ホームストレッチへ。白井は逆転を狙ったが、やや艇が浮いて万事休すの2番手追走となった。3着は、1マークで板橋の内へ差し、2マークで池田浩二を回して差した吉田拡郎。3連単は3-1-5で6660円の21番人気。

【(C)BOATRACE】

 白井、池田ら歴代GP覇者を制して優勝した板橋は夢見心地の表情でインタビューに答えた。「まるで夢の中にいるようです。実感がわかないですね。ただ、1マークでハンドルを切った瞬間に、(白井の内に)入ると思いました」。ターンを採点するなら何点?と問われると「100億点です!」と笑顔。

【(C)BOATRACE】

 準優ではピット離れなどが不安定で調整に課題を残していたが、最終日は朝からじっくりと調整に専念。見事に本番では合わせきった。「朝イチから動きが良かったです。3コースは何度も練習してきて、一番勝つために自信のあるコースです」と胸を張った。これで通算優勝はまだ5回だが、そのうちG1が2回と大舞台で強い。インから制した2021年11月の地元G1・浜名湖賞開設68周年記念も格別の喜びだったが、今回は得意コースから最もテクニカルといわれる技で結果を出し、成長をしっかりとアピールできた。

 今節参戦前、11月の常滑ダイヤモンドカップでG1初優勝した118期同期の新開航(福岡支部)と話し「力をもらえました。来年はずっと記念を走れるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!」とファンにあいさつした。板橋の次走は10日からの丸亀G1京極賞開設71周年記念。これから記念路線に定着するためにも、まだまだ進化を続ける。

上記のレース配信はBOATRACE公式映像配信サービス「BOATCAST」で配信中。
全レースの映像をいつでもどこでも視聴することができる。
その他レーサー関連のコンテンツや、毎日のNEWS配信など豊富なラインナップを楽しむことも可能だ。
BOATCASTは【↓に記載の関連リンク】からアクセスできる。BOATCASTでレースをさらに楽しもう。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

BOATRACEオフィシャルウェブは、ボートレースに関する数多くのお役立ち情報を提供しているポータルサイトです。 レースの開催日程をはじめ、速報性のあるNEWS情報、初心者にも分かりやすいボートレースの楽しみ方、 過去の記録をまとめたデータ集など初心者~既にファンの皆様までどなたにも活用していただけるウェブサイトとなっております。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント