【関東大学サッカーリーグ戦】今シーズン初のシーズンダブルを献上、5敗目を喫すも順位に変動なし

日本大学SPORTS
チーム・協会
 10月28日(土)関東大学サッカーリーグ戦1部第19節の東京国際大学戦が行われた。日本大学サッカー部は、前期は0-2と勝ち点3を献上。今節も先制点を許し、攻撃陣が躍動するも得点とはならず逃げきられる形で敗戦(0-1)、シーズンWを献上。勝ち点は前節と変わらず30とし、5位につけている。
(10月29日時点)
 前節は試合終盤にチャンスを多く作りながらも、総理大臣杯ベスト8の結果を残した中央大学に勝ち点1を分け合う結果となった日本大学サッカー部。今節は昨季リーグ戦準優勝の結果を残し、前期で敗戦を喫した東京国際大学だ。3節ぶりに勝ち点3を積み上げ、再び上昇気流に乗りたい。
 東京国際大学ボールでキックオフすると、開始早々に押し込まれチャンスを作られる。右サイドのスローインからFW髙橋選手に足元で収められ、ゴールへ迫られるとゴールラインを割って、1本目のCKを与えてしまう。右CKはDF青木駿人(法学部4年/日大藤沢)がヘディングで逸らし、MF熊倉弘達(法学部3年/前橋育英)がボールをクリアするも、こぼれ球にFW尾崎選手が素早く反応、ゴール前にクロスボールを入れられる。MF依田選手がヘディングで反応、MF重野選手がミドルシュートと早々に猛攻を受け、最後はDF熊倉弘貴(法学部3年/前橋育英)が大きくクリアするも再びCKに。先制点を許すことだけは避けたい日本大学。整った守備で相手に攻撃の選択肢を与えず、なんとか失点を逃れた。

 日本大学はボールを保持され押し込まれる時間が続くが、強度の高い守備で相手の攻撃に対応する。前半9分、FW五木田季晋(スポーツ科学部1年/川崎U-18)がファウルを受け、FKを獲得。MF熊倉弘達が鋭いクロスボールを入れるも、これはGK松本選手に跳ね返される。相手陣内中央で準備していたMF植木颯(経済学部2年/日大藤沢)がミドルシュートを狙うが、再びGK松本選手に触られ、CKを獲得。右CKからニアサイドに入ったボールは相手DFにヘディングで逸らされるも、こぼれ球を拾ったMF植木が折り返しボールを入れるが、うまく繋がらず、チャンスとはならない。

MF熊倉弘達(法学部3年/前橋育英) 【日本大学サッカー部】

 再び日本大学にチャンスが訪れる。前半16分、右スローインから相手DFがヘディングで反応したボールがゴールラインを割り、再びCKを獲得。MF熊倉がペナルティエリア中央にボールを入れ、MF佐藤誠也(文理学部4年/関東第一)が浮き球のパスでFW平尾勇人(文理学部1年/四日市中央工業)へ繋ぎ、ゴールを狙うもGK松本選手の正面に入り、冷静にキャッチされる。

 ボールを握って徐々にラインを上げ、相手陣内でのプレー時間を増やしていた日本大学だが、東京国際大学の圧力に押し返されも再び攻撃を受ける。前半20分、ハーフウェーラインからDF板倉選手が前線へボールを送ると、MF依田選手が反応し、FW髙橋選手が横パスでゴール前にボールを展開する。すると、ゴール前に詰めていたFW尾崎選手が力強く押し込み、開始早々から右サイドで押し込んでいた東京国際大学が先制に成功。日本大学は2戦連続で1点を追う展開となった。

MF佐藤誠也(文理学部4年/関東第一) 【日本大学サッカー部】

 立ち上がりから相手の勢いに押されている日本大学は苦しい時間が続き,なかなかリズムが作れない状況が続く。前半33分、MF佐藤が相手のパスミスを拾い、ドリブルを仕掛け、ペナルティエリア付近で横パスをFW熊倉に供給。シュートを放つも、惜しくも枠の左に外れ、ゴールは奪えず。

 今度は東京国際大学が追加点のチャンスを狙う。前半38分、DF板倉選手がペナルティエリア右にロングボールを入れ、DF熊倉がスライディングで対応し、CKとなる。右CKからDF栗田悠巨(スポーツ科学部4年/川崎U-18)がヘディングで逸らすも、MF熊坂光希選手が豪快にシュートを放ったボールはポストに当たり、跳ね返される。こぼれ球に素早く反応したFW髙橋選手がミドルシュートを放つが、わずかに枠の右に外れ、追加点とはならない。
 日本大学は先制点を許したものの、焦らず徹底した戦いを見せ、前半を0-1で折り返す。

チャンスをものに出来なかった後半

 後半は同点に追いつきたい日本大学が序盤から相手陣内へ果敢に迫る。後半8分、相手DFのクリアボールにハーフウェーラインでDF栗田がヘディングで前線へ流し込み、MF酒井優希(経済学部3年/東京V・Y)が横パスで右サイドへサイドチェンジし、MF植木に繋ぐ。再びMF酒井が隙を見てFW五木田に縦パスで供給し、前線へ上がってきたDF栗田が右サイドから攻撃を仕掛ける。浮き球を仕掛けるも、相手DFにヘディングで阻まれるが、MF酒井が足元で収め、ゴール前にパスを送るが、FW平尾とは呼吸が合わず、ゴールとはならない。

 後半16分、途中出場のMF大久保帆人(法学部1年/前橋育英)が倒され、FKを獲得。FW熊倉がゴール中央にクロスボールを投入すると、FW平尾がヘディングで途中出場のMF永田亮輔(経済学部3年/横浜FC・Y)に供給し、シュートを試みるも、ファウルの判定が下される。

MF永田亮輔(経済学部3年/横浜FC・Y) 【日本大学サッカー部】

 終盤に差し掛かり、ギアを切り替えた後半は相手を圧倒する時間が続いている日本大学。後半31分、左サイドから攻撃を仕掛け、スローインからMF植木が一度ラインを下げ、MF酒井に供給し、右サイドへサイドチェンジ。そして、MF永田にボールを預ける。相手のブロックの突破口を探り、FW平尾にクロスボールを入れ、ワンタッチで反応するも、ボールを保持できず、MF熊倉が放ったシュートは惜しくもゴール中央で跳ね返される。続けて、左サイドからMF熊倉のスルーパスを受けたDF小林佑熙(スポーツ科学部4年/横浜FC・Y )が相手陣深くからクロスを送るが、これは相手DFに大きくクリアされ、CKを獲得。キッカーのDF熊倉からニアサイドに入ったボールは相手DFにカットされ、再びDF熊倉がMF酒井に縦パスし、MF植木がパスを受け、クロスを入れるも、相手DFに阻止される。

 後半セットプレーを中心に多くのチャンスを作りながらも、相手の堅い守備を崩すことができず、間もなく試合終了のホイッスルが鳴り響いた。0-1という結果で一歩及ばず、前期同様手痛い敗戦となった。

MF植木颯(経済学部2年/日大藤沢) 【日本大学サッカー部】

 次節は11月4日(土)14時からホームの日本大学アスレティックパーク稲城サッカー場にて第20節の東洋大学戦が行われ、ホーム最終戦を迎える。前節は他会場の結果を受けて、上位3チームがインカレ出場を確定させた。日本大学サッカー部は残り3枠をかけて、勝ち点3を獲得しなければならない。会場を赤色で染め、共に声援を送り続って欲しい。

全カテゴリーでの全国大会出場へ

 さて、先日最終戦を終えたインディペンデンスリーグ、新人戦はグループリーグを首位で通過。また、東京都社会人リーグに参戦している「FC N.」はグループリーグを2位で通過した。
 インディペンデンスリーグは関東チャンピオンシップ準決勝を10月29日(日)アウェイ国士舘大学楓の社キャンパスサッカー場で国士舘大学U-22Aと対戦。見事1-0で勝利し、決勝進出及び全国大会出場を決めた。決勝戦は11月3日(金)11時からAGFフィールドにて拓殖大学U-22Bと対戦する。

 新人戦は11月1日(水)13時からホームの日本大学アスレティックパーク稲城サッカー場にて1回戦の立正大学戦が行われる。2年ぶりの全国大会出場をかけて、一戦必勝で戦う。

 FC.Nは11月4日(土)13時30分から市原スポレクパークDコートにてザスパ草津チャレンジャー戦が行われる。関東サッカー大会への出場は2年ぶり。また、東京都社会人リーグベストイレブンに主将であるMF千葉武(スポーツ科学部4年/ベガルダ仙台・Y)とDF宮坂拓海(法学部3年/ジェフ千葉U-18)選出された。

 このように全てのカテゴリーで昇格、全国大会出場、そして日本一の可能性がある日本大学サッカー部。関東大学サッカーリーグ戦だけではなく、他カテゴリーで躍動する選手たちにも是非ご注目いただきたい。昇格組として迎えた日本大学はこれからも新しい歴史を創り上げるために、チーム一丸となって挑み続ける。

選手のコメント

酒井優希(経済学部3年/東京V・Y) 【日本大学サッカー部】

第12節以来のスタートでのフル出場となった酒井優希(経済学部3年/東京V・Y)

どのような想いで試合に入ったか
インカレ出場に向けて、そして上位陣に食らいついてくという中で何がなんでも勝ち点3を取ろうという思いで試合に臨みました。個人的にも12節以来のスタメンでの出場であったのでチームの勝利に貢献しようという強い覚悟と責任を持って試合に入りました。

結果を振り返って
前半の早い時間帯に失点をしてしまったことが痛かったかなと思います。まだ取り返す時間は十分にあった中でひっくり返すことができなかったのは自分たちの力不足だと感じました。もっとゴール前に迫るシーンや相手を押し込む時間を多く作りたかったですが、相手に上手く守られてしまったなという感じです。

次節に向けて
ここ3試合勝ててない試合が続いていますが、勝てばインカレ出場が決まるので必ず勝ってインカレ出場を決めたいです。



文責:髙森望(生物資源科学部2年/横浜隼人)
画像:日本大学サッカー部 広報班
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著者プロフィール

日本大学は「日本大学競技スポーツ宣言」を競技部活動の根幹に据え,競技部に関わる者が行動規範を遵守し,活動を通じた人間形成の場を提供してきました。 今後も引き続き,日本オリンピック委員会を始めとする各中央競技団体と連携を図り,学生アスリートとともに本学の競技スポーツの発展に向けて積極的なコミュニケーションおよび情報共有,指導体制の見直しおよび向上を目的とした研修会の実施,学生の生活・健康・就学面のサポート強化,地域やスポーツ界等の社会への貢献を行っていきます

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