【有馬記念展望】先行馬が少ないレースをどう予想するか 競馬YouTuberが一番買いたい馬は?
競馬YouTuberやーしゅんさんが有馬記念を解説 【スポーツナビ】
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有馬記念のレース傾向
【スポーツナビ】
3歳から5歳までの馬が圧倒的に強く、6歳以上の馬が勝ったのは1986年以降、1991年のダイユウサクただ一頭です。2着、3着以内に入るのも近年では2018年のシュヴァルグラン(3着)のみ。グランプリレースというハイレベルな戦いで、7歳になろうかという馬がトップクラスの走りをするのは至難の業と言えるでしょう。
■牝馬の勢い
近年は牝馬の活躍が目立ちます。2019年のリスグラシュー、2020年のクロノジェネシス、そして2023年のスターズオンアースなど、2019年以降は必ず1頭は牝馬が馬券に絡んでいます。これらの共通点は、いずれも前走で好走していること。「調子の良い牝馬は買い」という格言通り、勢いに乗る牝馬はあなどれません。
■枠順
中山競馬場の芝2500mというコース形態も重要な要素です。フルゲート16頭立ての場合、外枠の馬はスタート地点がコーナーの途中になるため、距離ロスが生じて不利になります。逆に内枠の馬はロスなくスムーズにレースを進められます。コーナーを6回も回るコースなので、内枠有利、外枠不利の傾向は顕著です。
■機動力
枠順と関連しますが、機動力のある馬、つまり4コーナーで前目の位置につけることができる馬が有利です。昨年の勝ち馬ドウデュースは、道中は後方にいましたが、3~4コーナーで一気にまくり上げて3番手まで上がりました。2022年の勝ち馬イクイノックスも同様の競馬で勝利しています。グランプリを制するには、自ら動いて有利なポジションを確保することが重要です。
■馬体
2500mという長距離レースですが、大型馬が活躍する傾向があります。コーナーが多く息が入る展開になりやすいこと、そして長く脚を使うロングスパート勝負になりやすいことから、スピードの持続力に長けた大型馬が有利と言えるでしょう。2018年の勝ち馬ブラストワンピースは534kg、2021年の勝ち馬エフフォーリアは516kg、同年の2着馬ディープボンドも502kgと、いずれも大型馬でした。
※注:12月20日にドウデュースは出走取消となりました。
有馬記念の有力馬展望
【スポーツナビ】
血統面では、古馬になってから活躍したスワーヴリチャードの血統を受け継いでいることも注目されます。
適性面では、中山競馬場で勝利経験があるので問題ありません。しかし、跳びが大きいタイプなので、まだ荒削りな面が残っています。
ルメール騎手はアーバンシックに2戦騎乗し、手の内に入れているようです。自在性も出てきており、「有馬記念と言えばルメール騎手」と言われるほど巧みな騎乗をするルメール騎手なら首位争いをしてくる可能性は高いでしょう。
【スポーツナビ】
前走の菊花賞で6着と敗れましたが、特殊なレース展開が影響したと考えられます。今年の菊花賞は、スローペースで始まり、最後の直線で一気に加速する展開でした。逃げ馬がおらず、各馬が牽制し合った結果、ペースが遅くなり、道中で先頭の馬が何度も入れ替わるちぐはぐなレースになってしまいました。
ダノンデサイルは好スタートを切って良いポジションにつけましたが、3コーナーから他の馬がまくり始めた際にポジションを下げてしまいました。それでも、最後はメンバー2位の上がりで追い込み、6着まで巻き返しました。このことから、ダノンデサイルは能力の高い馬であることがわかります。ダービーでは好位から抜け出して勝利しており、器用な面も持ち合わせています。
今回は先行馬が少ないため、ダービーや京成杯のように好位でレースを進め、速い上がりを使って勝利するパターンに持ち込みたいところです。
【スポーツナビ】
エリザベス女王杯では、外枠からスムーズに立ち回り、馬場の良いところを通って勝利しました。馬場状態や展開に恵まれた面もありますが、騎乗と立ち回りのうまさで勝ち切ったことは評価できます。
充実期を迎えている牝馬で、立ち回りのうまさを生かせれば、今回の有馬記念でも上位に食い込める可能性があります。特に、スタミナを温存できるような流れになれば、チャンスは十分にあるでしょう。
ただし、8枠や7枠などの外枠に入った場合は厳しいかもしれません。4枠や5枠など、真ん中くらいの枠に入った方が、馬券的なうまみは大きくなる可能性があります。
【スポーツナビ】
跳びが大きく、体を大きく使って走るのが持ち味ですが、脚の回転が速い馬との競争では不利になります。
有馬記念には過去2回出走していますが、7着、4着と勝ちきれていません。不器用な面があり、2500m戦では後方になりがちです。中団よりも前でレースを進め、末脚を生かすことができれば上位進出も可能ですが、広いコースの京都や東京の方が向いている可能性があります。
【スポーツナビ】
年明けのドバイシーマクラシックでは8着、前走のジャパンカップでは7着と、期待通りの走りを見せていません。
ストライド走法の馬なので、前走のような上がり勝負になるレースは苦手です。有馬記念でも、立ち回りがうまくいけば上位進出の可能性はありますが、現状では不安要素が多いです。当日の仕上がり具合にも注目する必要があります。
穴馬候補:ローシャムパーク&レガレイラ
【スポーツナビ】
この馬はスタートが遅く、今回も後方からの競馬になるでしょう。しかし、早めに押し上げていくタイプの差し馬なので、有馬記念の傾向には合っています。
昨年の産経賞オールカマーの勝ち馬であり、日経賞勝ち馬は有馬記念と相性が良いというデータもあります。前走のBCターフでは最後までバテずに走り抜いており、2500mという距離はむしろプラスに働く可能性があります。3コーナーあたりからまくり上げていく展開になれば、逆転もあり得るかもしれません。そうでなくても、2、3着には十分に食い込める力を持っていると思います。
【スポーツナビ】
デビューから常に1、2番人気に支持されていましたが、前走のエリザベス女王杯では5着に敗れました。直線では馬群に囲まれて動きたいタイミングで動けず、内馬場が荒れていたことも影響しました。最後は騎手が無理せず追っていなかったようなので、全力で走っていればもっと際どい競馬になっていた可能性があります。
スタートも安定してきており、中団くらいの位置でレースを進められるでしょう。長く脚を使える点、切れる点、そして体型からも距離延長はプラスに働きそうです。
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今年の有馬記念は、魅力的な馬が揃っています。ローシャムパークやレガレイラのような馬が8番人気くらいで買えるなら、積極的に狙ってみる価値はあるでしょう。個人的にはローシャムパークは特に注目したい1頭ですね。
3連複などで高配当を狙うのも面白そうです。これらの馬を組み合わせることで、年末に大きな配当を手にできるかもしれません。
【スポーツナビ】
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