【BOATRACE】齊藤仁が2年半ぶり江戸川優勝に喜びもひとしお 大江戸賞

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 ボートレース江戸川では15日にお盆シリーズ「第45回 大江戸賞」(優勝賞金160万円)の優勝戦が12Rで行われた。ファイナルのメンバーは1枠から齊藤仁、石渡鉄兵、大池佑来、宮之原輝紀、森作雄大、桑島和宏。オール東京支部6人でのバトルは激しいスタート合戦となった。風と潮がぶつかり合ったこの日の前半は2周戦だったが、潮が変わり、7R以降は3周戦。全レースで安定板使用。12Rの水面コンディションは追い風10メートル、上げ潮30センチ、波高15センチだった。

 スロー3艇はオールゼロ台の仕掛け。齊藤はコンマ02のトップスタート。準優で仕掛け遅れて悔しい2着に敗れていた石渡もここはさすが、意地のコンマ03の踏み込み。こうなると中・外勢は苦しい。齊藤、石渡に対してスリット後に伸びて攻める勢いがある艇はなかった。

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 1マークは、最内から齊藤仁が先制のターン。石渡の差しは僅かに漏れ、2番差しの宮之原が入ってきた。ただ、宮之原の差しも齊藤までは届かない。齊藤は後ろ2艇をしっかり離した位置。2マークもターン際をきれいに回してそのまま優勝ゴールへと駆け込んだ。

 2着は接戦。2マークで宮之原は、内を突進してきた桑島を抱いて回る全速戦。この旋回が大きくなったところを、石渡がきっちり最内差しで捕まえて2着に入った。宮之原は道中追うも3着までだった。3連単は1-2-4で730円。2番人気での決着。

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 齊藤仁はこの優勝戦前に「江戸川ではいつだったか、だいぶ優勝していない(前回2021年2月以来)。今回のエンジンで優勝できなかったら、また同じくらいの期間優勝できなさそう」と、久しく純地元の江戸川で優勝がないことを気にしたコメントをしていた。

 優勝戦後の齊藤仁は「うれしいね。大江戸賞を勝てたのもうれしいが、それよりもここで久しぶりに勝てたのがうれしい。今回はいいエンジンでもあったしね。優勝戦も仕上がりは良かったですよ」と胸のつかえが下りた様子で喜びの胸の内を語ってくれた。

 これで今年の齊藤仁は1月の下関一般戦以来、2回目の優勝。江戸川では通算7回目、全国通算では52回目の優勝となった。次節は、8月22日からのSGボートレースメモリアル(福岡)。いいリズムで、2021年7月の芦屋オーシャンカップ以来、約2年ぶりのSG舞台へ挑んでいけそうだ。
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