勝利のトロフィーは高級ハム!子どもも大人も笑顔にする 鎌倉ハム富岡商会協賛・第2回 鳩スタカップ開催|株式会社鎌倉ハム富岡商会
【鎌倉インターナショナルFC】
(文・古賀寛明)
運営も保護者もスポンサーも一緒になって大会をつくる
【Kotaro Matsuo】
髙梨 いやいや、喜んでいただき何よりです。我々としても、当社の布巻ロースハムを賞品として提供させていただいたところ、表彰式で獲得したお子さんが、トロフィーのように掲げてくれて(笑)。あれは嬉しかったですね。まわりの子も盛り上がっていましたし、子どもがあんなに喜ぶ姿を見ることはなかなか見られませんから、こちらも協賛した甲斐がありました。
岡田 後日、ハムを獲得した保護者の方からもすごく美味しかったという声が届きました(笑)。子どもたちもお肉の塊を手にする機会なんてなかなかないですからね。嬉しいはずです。
前田 髙梨も言いましたが、働いていると子どもたちの元気な姿を見る機会はなかなかありません。今回、協賛したおかげで、自分が子どもだった時のことを思いだしましたし、子どもたちから我々も力をもらいました。
岡崎 喜んでいただけて嬉しい限りです。ところで、今回、協賛をいただいたのですが、どういったことが決め手だったのでしょうか。
髙梨 端的に言えば、鎌倉インテルのやろうとしていることに共感したからです。鎌倉の街に人工芝のサッカーグラウンドがなく、子どもたちがサッカーをする環境を改善していきたいという想いもそうですし、監督やコーチ、親御さんから言われたとおりではなく、自ら考えてプレーすることを重視している、というクラブの育成方針にも共感しました。我々は、123年前に鎌倉で創業して以来、ずっとこの地で商売を行い、これからも鎌倉を拠点にしていこうと考えているのですから、地域の未来を考え、貢献することは自然の流れです。それに、我々が扱う動物性たんぱく質が、スポーツと切っても切れない関係だからという理由もあります。とくに成長期に良質なたんぱく質を摂取するのは心や体の成長には欠かせないものですから、成長期のお子さんたちにしっかり食べて、楽しく運動をしてもらい、健康になってもらいたいということを伝えたいという思いもありました。我々にとっては、それが社会に貢献する最適な方法だと思いますし、ブランドの価値を向上させることにつながるとも思っています。それで協賛を行うことになりました。もちろん、今後も継続したいとも思っていますよ。
岡崎 ありがとうございます!子どもたちの成長にはたんぱく質は欠かせませんからね。食とスポーツという意味でも鳩スタカップが合致したわけですね。
髙梨 人間の身体は水分が60~70%で、その他の15~20%がたんぱく質だと言われています。そういう意味では我々の責任は重いんですよ。だから、サッカーにこだわったわけではないのですが、食とスポーツ、そして、指導方針にも共感できたのでご縁が生まれたわけです。
岡崎 とはいえ、仕事はじめの1月5日に日程を組ませていただき、その結果、年末年始も準備をしていただいたこともありご負担をかけた気がしています。
【鎌倉インターナショナルFC】
髙梨 鎌倉インテルの皆さんからも大会を成功させたい、子どもたちに伝えたい想いといった熱意を感じていたので、我々もそれに応えたいと思っていました。以前、別のサッカーの大会をスポンサードしたことがありましたが、その時は規模が大きかったこともありますが、こうした熱意を感じることができませんでした。もちろん、子どもたちはどちらも一生懸命です。でも、運営や保護者、スポンサーの向いている方向がバラバラだったんです。ところが、今回はみんなのベクトルが同じで、手作り感もありましたからね。それで次もやりたいと思ったのです。そして、継続することで子どもたちからも、「あっ、鎌倉ハムさんだ」と思ってもらえる、そんな関係になればいいなと思っています。
サッカーを通じて鎌倉を知る、社会を知る
【鎌倉インターナショナルFC】
前田 選手の自主性を大事にしていることから、監督もコーチも、保護者の方も応援はするが、口出しはしない。あれは新鮮でしたね。なかには方針をご存じなくて、「なんで監督は何も言わないんだ」と、おっしゃっている方もいましたけどね(笑)。
岡田 スクール理念の一つとして、子どもたちを強制せず、子どものアイデアを尊重してプレーしてもらうことがあります。だから思う存分プレーができ、力を発揮できるという考え方です。
大人が強く言うことを否定する気はありませんが、「こう言われないように」とか、「こうしたら、こう言われるから」と、自然とブレーキを掛けてしまうところがあるので、その制限は外してあげたいと思っているんです。
前田 確かに、子どもたちはのびのびやっていましたね。
岡田 子ども達がチャレンジすることを認め、だからまたチャレンジしようという気持ちが芽生える、チャレンジと自己肯定感のサイクルをつくることです。改めて考えてみれば、1年生は、生まれてまだ6年しかたっていませんし、6年生でも、まだ12年しか生きていない。「甘やかすんじゃない」と言われるかもしれませんが、ゴールは今じゃないですから。だから制限せず、答えは一つじゃないという方針で進めています。
前田 子どもの元気な姿が見られて嬉しかったと先ほど言いましたが、子どもがのびのびとプレーしていることも大きく影響しているのでしょうね。それが、自分自身も頑張ろうという気にさせてくれたのだと思います。
新 僕はグランドサイドにいたのですが、監督やコーチからの指示が無く、最初は違和感を覚えました。ただ、褒めている言葉はよく聞こえてきたので、子どもたちの潜在能力が発揮されるのではないか、と思いましたし、何より両チームとも楽しそうにプレーしていたのが印象的でしたね。
岡田 そうなんです。能力が発揮され、さらにいえば、それが他の子どもたちにも連鎖するんです。だから僕らの仕事も子どもの能力のきらめきや変化を見抜けるかどうかだと思っています。ちょっとしたプレーかもしれませんが、成長に気づいてあげられるか、子どもの喜びにしてあげられるかで、子どもの成長が違ってくると思っているのです。
前田 僕らの子どもの頃とはまったく違いますね。昔は声が小さいだけでケツバットの時代でしたからね(笑)。でも、これって指導法じゃないですよね。
岡崎 確かにそうですね(笑)。でも、当時はそれが当たり前だったんですよね。さて、そろそろ最後の質問ですが、今後、大会などでやってみたいことなどはありますか。
【Kotaro Matsuo】
岡田 食育は子どもたちもそうですが、保護者の方も喜ばれると思います。私たちはサマーキャンプやウィンターキャンプも行っているので、そうした機会にお邪魔させていただくのもよいですね。キャンプではサッカーからの学びだけでなく、サッカーがつないだご縁で、もっと鎌倉という土地を知ってもらいたいと思っているんです。以前は、鎌倉の竹を利用した竹細工に挑戦しましたし、腰越の古民家をお借りし、マイクロプラスチックゴミについての講習をしてもらったり、ビーチクリーンのお手伝いもしました。今度は、地元が誇る老舗のハム工場を見学させていただき、食について学びたいですね。
髙梨 つながりが広がるのはスポーツの良さですからね。ぜひ、一緒に活動を広げていき、私どもの会社にもお越しください。ソーセージやハムはこうやってできるのか、ということを知るだけでも良いですし、鎌倉には歴史ある企業が数多くある中で、弊社には122年の歴史と製法があることを知ってもらうだけでもいい。子どもたちが地元の街とつながって、我々も一緒につながって、広がっていく、そういった活動を今後も一緒にやっていきましょう。
岡崎 岡田 ぜひ、今後ともよろしくお願いいたします。本日は、ありがとうございました。
【鎌倉インターナショナルFC】
【Kotaro Matsuo】
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