【1/28皇后杯決勝!】「あの敗戦が自分たちの力になっていることを証明する」悔しさを力にベレーザが女王奪還に挑む!!
【©TOKYO VERDY】
昨季WEリーグ女王を制し、皇后杯16度目の栄冠へ!
日テレ・ベレーザは皇后杯の4回戦(2022年12月18日、カンセキスタジアムとちぎ)から参戦。初戦はWEリーグ・マイナビ仙台レディースと対戦。開始1分に先制すると怒涛の攻撃を魅せ、4-1で勝利。幸先の良いスタートを切りました。嬉しかったのでは結果だけではありません。背番号10・小林里歌子選手が大きな怪我を乗り越えてピッチに戻ってきました。前半17分、宮川麻都選手のセンタリングを相手GKが弾くと、そのボールにダイレクトで合わせ復帰ゴールを奪取。待望の彼女の笑顔に会場が大いに湧きました。
続く準々決勝・サンフレッチェ広島レジーナ戦(2023年1月15日、カンセキスタジアムとちぎ)。WEリーグでは得点力不足に悩まされていましたが、この試合では攻撃陣が爆発。MF・木下桃香選手のスルーパスが炸裂する活躍もあり合計3得点を奪うと、守護神・田中桃子選手のビッグセーブも光り、3-0で勝利。盤石な戦いで準決勝に駒を進めました。
好調を維持し迎えた準決勝・アルビレックス新潟レディース戦(2022年1月22日、サンガスタジアム by KYOCERA)。攻撃陣の勢いは止まりません。前半開始早々3分に、覚醒しつつあるストライカー・藤野あおば選手がペナルティエリアに切り込み右足一閃。貴重な先制点を突き刺すと、DF・宇津木瑠美選手が魅せます。自陣から相手ペナルティエリアに届く美しいロングフィードを送ると、走り込んだ植木選手が冷静に流し込み追加点。攻守に連動が見られ3-1で勝利し、2年ぶりの決勝進出を決めました!
絶望を味わったWEリーグカップ決勝。今季2度目のファイナル!
2022-23WEリーグカップ決勝 【©TOKYO VERDY】
2022年10月1日に行われたWEリーグカップ決勝。リーグ戦開幕に先駆けて行われた今季を占うタイトルマッチでベレーザは残酷な敗戦を喫しました。会場はベレーザのホームスタジアム味の素フィールド西が丘。25分・29分・72分と3連続得点を奪い試合を優位に進め、優勝への道筋は見えたかと思われましたが、後半30分に失点。そこから歯車が狂い9分間で3失点。短い時間で同点に追い付かれると、勝敗の行方はPK戦にもつれ込み、ベレーザは3-3(PK2-4)で敗れました。まさに衝撃の敗戦。試合終了のホイッスルが鳴るとピッチに崩れ込む選手たち。その中でもキャプテン・村松智子選手の大粒の涙には、今季から務めるキャプテンとしての責任と悔しさが滲み出ていました。
同じ悔しさは二度と味わいたくない。決勝の悔しさは決勝で塗り替える。このチームの力の源には、怒りに近いエネルギーがあります。
「チームを勝たせるゴールを奪う」エースストライカー・植木理子選手の覚悟!
得点を奪い喜ぶ植木理子選手(写真右) 【©TOKYO VERDY】
ここまで皇后杯3試合で6得点を奪い、好調を維持しています。「上手さは強さの過程。結果を出したい」と意気込むだけに、試合内容だけでなくタイトルを獲得できるか、勝負強さが試されています。
ベレーザはこれまで国内トップリーグ年間優勝17回、皇后杯優勝15回とまさに女子サッカー界を牽引してきました。女子日本代表(なでしこジャパン)にも数多くの選手たちを輩出し、日本中が歓喜に沸いた2011年・ドイツワールドカップでもベレーザ出身の選手達が躍動し世界一を勝ち取りました。
しかし近年は選手の海外挑戦や新陳代謝もあり、昨季は優勝争いにも絡めず無冠でシーズンを終えました。
無冠の虚しさを胸に迎えた今季。「魅せろ」をチームスローガンに定め、女王奪還に向けて準備を進めてきました。開幕前にアメリカ・ルイビルで行われた「THE WOMEN'S CUP」に参戦。ACミランやトッテナム・ホットスパーといった世界の強豪と真剣勝負を挑みました。
世界基準の中で自分たちのサッカーを磨き、WEリーグカップ決勝の悔しさを原動力にここまで歩んできました。
念願の女王奪還まであと1勝。明日15時、ヨドコウ桜スタジアムでINAC神戸レオネッサと対戦します。
勝利してファン・サポーターの前でカップアップをするその刻まで、魅せろ Beleza Football!
いよいよ決勝戦です!皆さん熱い応援よろしくお願いします!
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