アストン・ヴィラ|ダニー・イングスの同点弾で価値ある引き分け (プレミアリーグ第19節)

アストン・ヴィラFC
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【©︎AstonVillaFC】

アストン・ヴィラは前半に先制を許すも、後半途中で投入されたダニー・イングスのゴールで引き分けに持ち込んだ

 プレミアリーグ第19節でアストン・ヴィラはホームにウルヴァーハンプトン・ワンダラーズを迎えての一戦に臨んだ。前節ではトッテナムを2-0で破り、勢いに乗るヴィラ。ワールドカップ王者でありゴールデングローブを受賞したエミリアーノ・マルティネスの凱旋試合となり、試合前にはホームの観衆からスタンディングオベーションを受けた。

 しかし試合の立ち上がりはウルブスに主導権を握られてしまう。そして前半12分にエリア内に侵入したポデンスがドウグラス・ルイスをかわしてシュートを放つと、キーパーのマルティネスはなす術なくボールがネットに突き刺さりあっさり先制を許してしまう。

 なんとか反撃したいヴィラだったが、攻撃の歯車が噛み合わず、ほとんどチャンスを作れないまま前半をビハインドで折り返す。後半に入ると、エメリ監督は修正を図るためにコウチーニョを投入。徐々にリズムを取り戻し始めたヴィラがウルブスのゴールに迫るシーンが見られるようになった。

エメリ監督はさらに選手交代でダニー・イングスを投入。すると78分にタイロン・ミングスのロングボールから裏のスペースに抜け出したダニー・イングスが、キーパーとの1対1で冷静にゴールに流し込んで値千金の同点ゴールをチームにもたらした。

【©︎AstonVillaFC】

 これで勢いづいたヴィラは猛攻を仕掛けるが、ウルブスも粘り強い守備で最後までゴールラインを割らせなかった。終盤のラストプレーで、ダニー・イングスの見事なロングパスをレオン・ベイリーが決めるチャンスがあったが、これは逆足で難しい体勢でのシュートとなってしまい、結局ゴールすることはできなかった。

 それでもホームで追いついたヴィラがウルブスと1-1のドロー。勝ち点1を積み上げ、リーグ戦の順位も11位に上げている。
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著者プロフィール

アストン・ヴィラFCは1874年に設立されたイングランド屈指の名門サッカークラブで、ウェスト・ミッドランズ州バーミンガムに本拠地を構えます。国内リーグとFAカップでそれぞれ7回の優勝を誇り、1981-82シーズンには欧州制覇も経験しています。また、イギリス王太子チャールズの長男ウイリアム王子がファンであることでも有名です。

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