【選手が選手を紹介!山口竜弥→井出遥也】「遥也くんがクールなのはピッチの中だけ!イメージ戦略です」「オムのいいところを5つ?マジで5つもない(笑)」

東京ヴェルディ
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【©︎TOKYO VERDY】

選手が明かすチームメイトの素顔『PLAYER INTRODUCTION』

東京ヴェルディ公式マッチデイプログラム内で好評の、緑の戦士たちによるリレー形式の“他己紹介”企画。プレーヤーとしての特長はもちろん、チームメイトだからこそ知っている選手の素顔に迫ります。山口竜弥選手が語る井出遥也選手の素顔とは・・?

山口竜弥が語る井出遥也

テンポを支配する、天才的なところが最高の魅力!

去年ヴェルディに来てから、しょっちゅうご飯とかに連れて行ってもらっているし、キャンプでは去年、今年と2年連続で同部屋でした。サッカーの話をすることも多いですし、公私ともに本当お世話になっている先輩で、めちゃくちゃ感謝しています。

遥也くんの魅力はたくさんあります。まず、サッカー選手としては、とにかく俺が一番羨ましい能力を持っていますね。一言で片付けちゃうと『センス』ということになるのですが、遥也くんは練習じゃ絶対に上手くならないものを持っている。自分の可能性を否定するわけじゃないけど、これはどれだけ頑張ってもできないなということが、遥也くんはできるんです。そういう選手ってなかなかいないですし、プレーヤーとして心から尊敬しています。

具体的に言うと、これも自分の感覚になってしまいますが、例えば上手い選手ってリズムが違うんですよね。サッカー選手ってすべてのプレーにそれぞれテンポがある。その中で、『天才だな』と思う選手は、テンポやリズムを自由に変えられるんです。G大阪ではヤットさん(遠藤保仁選手、現ジュビロ磐田)がそうでした。試合の流れが分かっていて、テンポを早くすべき場面と遅くするべき場面の切り替えが飛び抜けていたと思います。ちょっと脱線してしまいましたが、俺の中では遥也くんも同じような感覚の持ち主で、試合の中でテンポが変えられる。それは俺には絶対にできないですから。

井出遥也選手 【©︎TOKYO VERDY】

これね、すごく難しいのですが、テンポやリズムを変えるって単純に“プレースピードを上げる”ではないんですよね。例えば、ディフェンスもリズムで守っているところがあって、「ここで来るだろうな」という予測を繰り返しているんですが、遥也くんはその予測のリズム、DFが動き出すタイミングとタイミングの“溝”でプレーができる選手なんです。相手が考えてもいないようなタイミングで、考えてもないようなプレーができるっていうね。そういう天才的なところが遥也くんの最高の魅力ですし、たぶんそれはサポーターの方々も分かっていると思います。

プライベートでは一緒にいて面白い! 一概に「面白い」という言葉でまとめちゃうのもあれですが(笑)。サッカーの話もけっこうしますけど、サッカー以外の俺の悩みを聞いてもらったり、遥也くんの思っていることを聞いたりできるから、自分の話もしたいし、相手の話も聞きたいなと思えるよう人ですね。そこまで何でも話せるのは、やっぱり人間として魅力があるからだと思います。

遥也くんがクールなのはピッチの中だけ

俺もですが、遥也くんはあまり人と群れるタイプではないですね。ただ、なんか本人は“クールキャラ”みたいな振る舞いをしていて、そういうイメージ戦略なんだと思いますけど、いやいや「そうはさせねーぞ!」って感じっすね(笑)。全然クールじゃないですよ! クールなのはピッチの中だけですからね。

そんな遥也くんの“クールじゃない”一面が見えたらいいなぁと思いつつ、遥也くんに質問です。ピッチ内、ピッチ外を含めて、俺の好きなところを5つ以上教えてください。最低5つなので、それ以上あればいくらでもお願いします!(笑)

遥也くん、早く二人で一緒に試合に出ようね。俺は一緒にピッチに立ちたいなと思っているし、立たなきゃいけないなとも思っているよ!

井出遥也選手 【©︎TOKYO VERDY】

井出遥也が語る山口竜弥

SNSにみんなの心をつかむ系のことを書いてるけど、注意したいところは多々ある(笑)

オム(山口竜弥)とは、確かあいつがプロ1年目の時からかな。ガンバ大阪の時から一緒にやっているし、ヴェルディに来てからも、ポジションが左サイドバックと左のインサイドで組むことが多かったので、よくサッカーの話をしています。遠征の移動とか練習とかで一緒にいることも多いので、サッカー以外の話もよくしますよ。今はコロナ禍でなかなかご飯に行ったりということができてないですが、以前はオムも俺もけっこうケガが長かったので、ホームの試合前に2人でご飯に行ったりすることもありました。ただ、オフに会ったり一緒に出かけたりというのはないです(笑)

あいつ、イジると面白いんですよ。その面白さをぜひ伝えたいところなんですが、あいつはファン・サポーターの前とか、こういう記事とかで自分を悪く言われたくないタイプだからなぁ…。なので、本当はめっちゃ言いたいことがあるのですが、ここでは言わないでおきます。だけど、皆さんが思っているよりも、隠している部分がありますからね。ヤバい意味で(笑)。SNSとかでも、みんなの心をつかむ系のことを書いてるじゃないですか。もちろん、それが本心であることは間違いないのですが、あいつの性格とか私生活とかは、注意したいところが多々あるので(笑)。まぁ、でも今回はあいつのために秘密にしておくことにします。

前回の俺の紹介の時に、「“クールキャラで”イメージ戦略を固めてる」とか言っていたけど、それはオムのほうでしょ!? って感じです。ホント、オムはみんなの前と、そうじゃない時との差がめちゃくちゃありますから。

山口竜弥選手 【©︎TOKYO VERDY】

オムのいいところを5つ? マジで5つもない(笑)

オムからの質問が、「俺のいいところをピッチ内外で最低5つ挙げてください」と。いや〜、マジで5つもないですよ! ない! でも、仕方がないから絞り出してみます。サッカー面は『アグレッシブ』と『縦への突破』。あともう一つ、『俺が指示したことを絶対やる(犬みたいに)』かな。俺は選手としてオムのことをすごく評価していますし、違いを作れる選手だとも思っています。ただ、去年からケガが多くて、復帰してからもなかなか難しい時間を過ごしてきたと思います。それでもいつも前を向いている。自分もオムを励ましてきましたし、オムが相談してきたりというのも見てきたので、あいつの「チームに貢献したい」という思いの強さは知っています。それを試合で出せるように、いま努力していると思いますし、実際に試合に出た時にああやってチームの力になれる力を持っているので、そこは期待しています。

あと2つ…。ピッチ外かー。いやマジでねー、私生活はねー、いいところがないんだよなー。逆に5つ注意したいぐらい(笑)。どうしようかなぁ、じゃあ1つは『カッコつけ』。いい意味でね。あ、いや、悪い意味だけど、一応いいところに入れておきます(笑)。それと『自分をイケメンだと思っている』。これももういいところに入れちゃいます! マジで鏡を見たら毎回“キメ顔”みたいなのをしてるんですよ。例えば、練習前とかにみんなでジムで準備するじゃないですか。オムだけ一人鏡を見てキメ顔みたいなのをしてる。これはもう、チームのみんなが知ってるし、みんな突っ込んでるからね。俺は「イタイな〜」と思いながら見ていますけど、でもまぁ、いい意味でメンタルが強いというかね。あいつのいいところですよ(笑)

でも、あいつがメッセージとしてくれたとおり、「一緒にピッチに立ちたい」というのは俺も同じ気持ちです。2人とも去年からケガで離脱する時間が長かったですし、そういう話をずっと2人でしてきましたから。2人で試合に出て、チームを助けたい。一緒にピッチに立って、チームに貢献できるように頑張りたいと思います。

山口竜弥選手 【©︎TOKYO VERDY】

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著者プロフィール

東京ヴェルディは、日本初のプロサッカーチームを目指して設立された1969年の当初から、青少年の育成とスポーツ文化の振興と確立を目的に活動を行っています。1993年の開幕時からJリーグに参戦して初代チャンピオンに輝き、連覇も達成するなど数多くのタイトルを獲得しています。女子チームの日テレ・東京ヴェルディベレーザは設立当初から日本の女子サッカー界を牽引する存在で、多くのタイトルを獲得してきました。日本女子代表にも数多くの選手を送り出しています。男女ともに一貫した育成システムを誇り、世界に通じる選手の育成を続けています。

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