【レビュー】2022明治安田生命J3リーグ第2節 いわきFC対SC相模原
【©︎IWAKI FC】
■アグレッシブな攻守で競り勝つ。
前節の鹿児島ユナイテッド戦はアウェー。J3初戦の緊張感もあったか、前半早々にリードを奪ってから受けに回り、それが失点につながった。ホームで迎えた今節は反省を生かし、序盤からアグレッシブな攻守を見せていく。
いわきの激しいプレッシャーの前に、なかなかボールをつなげないSC相模原。それでもFW船山貴之、浮田健誠、MF松橋優安、MF藤本淳吾らが随所で質の高い崩しを見せ、ゴールに肉迫していく。持ち前のフィジカルと走力を押し出し、少ないパス本数でシンプルに前へ向かういわきと、前線のスキルフルな選手達がクオリティの高さを示す相模原。それぞれがチャンスを作るも決め切れず、一進一退の展開で前半は終了。
後半、相模原は浮田と松橋のポジションを入れ替えて攻撃を活性化。53分には浮田の右足のシュートがポストを叩くなど、徐々に形を作っていく。
いわきは62分、古川に代えてFW吉澤柊を投入。前へのパワーをさらに強めて対抗し、75分、日高大の左サイドからのクロスをFW有馬幸太郎が落とし、左足を振り抜いたのはMF鈴木翔大。Jの舞台を目指し、JFLソニー仙台FCから移籍して3年目。今年から左サイドハーフでプレーする鈴木の鮮やかなゴールで、いわきが待望の先制点を挙げた。
アタッカーの交代カードを切り、追い上げにかかる相模原。80分過ぎから左サイドで連続してCKを獲得するも、いわきはここを凌ぎ切る。そして攻撃の手を緩めず、終盤にはDF嵯峨理久が右サイドを鋭く切り込んでPKをゲット。これは外したものの、最後まで攻めの姿勢を貫き、強いプレッシャーをかけ続けたいわきFCがホームでJ3初勝利。昨シーズンをJ2で戦い、今季も戦力の充実が噂されるSC相模原を相手に競り勝ち、勝ち点3を得た。
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■村主博正監督談話
SC相模原さんは自力があるチーム。個人としても能力の高い選手がそろっており、緊張感のある試合でした。それぞれに決定機があった中、よく我慢して勝ち点3を取れました。強風の中でも前に向かうサッカーを徹底し、危ないシーンもありましたがやるべきことをやった。その結果だと思います。
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次節はアウェーで愛媛FCさんと戦います。ホームであろうとアウェーであろうと、チームのコンセプトを貫き、90分間止まらず倒れず『この一戦』を全力で戦うだけです」
■MF鈴木翔大選手談話
前半から何本かチャンスがあり、自分の所にボールがこぼれてくる感覚が1試合を通じてありました。ゴールした時は、FW有馬選手がしっかりボールを収めてくれたので、あとは振り抜くだけ。前半のチャンスで力んでふかしていたので、次はリラックスしようと思っていたところでした。打った瞬間、入ると思いましたね。
自分達のスタイルを90分間貫くことはもちろんですが、勝って初めて皆さんにいろいろなことを感じてもらえる。見に来て下さったお客さんにプレゼントできる一番のものは勝利。だから、そこにこだわっていきたい。
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■熱き戦いに、引き続きご注目を。
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SC相模原戦のハイライトはDAZNにて視聴可能。そしていわきFCの最新コンテンツを"魂の息吹く"noteにて配信中。試合前のプレビュー、そして本レビューに関しても厚みを増した形で記載していくので、チェックしていただきたい。
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