【マッチプレビュー】2022明治安田生命J3リーグ 第2節 いわきFC対SC相模原
【©︎IWAKI FC】
現体制となり、福島県社会人リーグ2部に参戦して6年。ついにJ3の舞台へ足を踏み入れたいわきFC。ホーム初戦の相手は、今年J2から降格してきたSC相模原。対戦相手とこの試合の見どころについて、紹介していこう。
SC相模原のホームタウンは、神奈川県の相模原市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町。母体の企業チームなしに元日本代表・望月重良氏がゼロから立ち上げたという、ユニークな起源を持つクラブだ。
設立時からJリーグを目指すと明言。JリーグやJFL経験者を迎え神奈川県リーグ3部から船出。初年度から昇格を続け、2010年2月には早くもJリーグ準加盟チームとして承認を受ける。
2010年〜2011年にかけて神奈川県リーグ1部→関東リーグ2部→同1部と昇格を続けながら、Jリーグ準加盟チームとして地域リーグ決勝大会に参戦。だが2年連続で敗退し、JFLへの飛び級は失敗に終わる。
それでも2012年に関東リーグ1部を制し、地域リーグ決勝大会への出場権を自力獲得。決勝ラウンドを3勝全勝で制して優勝し、晴れてJFL昇格を果たした。そしてJFL1年目の2013年、Jリーグ準加盟チームとして翌年から新設されるJ3への参入が承認され、J3発足12チームの一つに。
J3では、2015年に4位に入った以外は中位〜下位の成績。大きな節目となったのが2020年のことだった。もつれた昇格争いの中、3位で迎えた最終節に勝利。2位チームの敗戦によって最後の最後で2位に滑り込み、劇的な形でJ2昇格。地域に大きな喜びをもたらす充実のシーズンとなった。
2021年のJ2リーグでは8勝14分20敗で19位。ただし、戦いぶりは悲観すべきものではなかった。シーズンを通じて連敗は少なく、残留争いも最終節まで粘った。1年でJ3に戻ったものの、4チーム降格という厳しいレギュレーションの中、初挑戦のJ2で上々の健闘を見せたといえる。
2022年は19名と多くの退団選手を出したが、主力の流出を可能な限り抑えることに成功。DF水本裕貴選手や渡部大輔選手、FW船山貴之選手ら計13名を補強した。選手もさることながら、最も大きいのが、昨季途中に就任した高木琢也監督の続投だろう。横浜FCやV・ファーレン長崎をJ1に昇格させるなど十分な実績と経験を持つ高木監督のもと、1年でのJ2返り咲きを狙う。
ホーム初戦の相手としては、まさに申し分のない強敵。J2昇格最有力候補との評価もあるSC相模原を、いわきFCはいかに攻略するのか。村主博正監督のコメントを紹介しよう。
■「いかに慎重かつ大胆に行けるか」村主博正監督
そのため、気安いファールは禁物。一発でやられてしまう緊張感は、J3のレベルを超えています。加えてFW船山貴之選手がジェフユナイテッド市原・千葉から移籍してきました。彼はJ2でのキャリアも長く、昨年も8得点を挙げており、厄介です。
そして何より、高木琢也監督の経験値の高さ。高木さんは試合後、シーズンが始まったばかりなので、ここから戦いながらチームを作っていきたいとおっしゃっていました。だから、まだ隙はあるのではないかと(笑)。
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■今シーズンホーム初戦。熱き戦いにご注目を!
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