サメに襲われ左腕失ったベサニー、7度の世界女王の代打で急遽出場 サーフィンCT開幕戦

チーム・協会

【急遽出場が決定したべサニー Tony Heff/WSL】

現地時間1月30日、ハワイ・ノースショアでチャンピオンシップ ツアー(CT)開幕戦『Billabong Pro Pipeline』の2日目が行われた。ウィメンズのラウンド1ヒート5に出場予定だった東京オリンピックオーストラリア代表で7度の世界女王に輝いたステファニー・ギルモアがワールドサーフリーグ(WSL)の新型コロナウイルス対策で隔離のため欠場となった。
そのため、急遽、べサニー・ハミルトンの出場が決定。ベサニーはシャークアタックで片腕を失いながらもサーフィンに献身するストーリーを描いた映画『ソウル・サーファー』の主人公でもある。

ウェイティングピリオドの2日前となる27日、WSLはごく短いプレスリリースを発表。ステファニー自身が陽性だったのかどうかは明言していないが、「ステファニーはWSLの新型コロナウイルスプロトコルに入るため、隔離を終えるのは1月31日の月曜日となる予定」と説明。

結果的に、現地時間1月30日にウィメンズのラウンド1と2が行われたため、ステファニーは出場機会を逃すこととなってしまった。ラウンド1でステファニーと同ヒートにクレジットされていた、タイラー・ライトとインディア・ロビンソンは“負けなし”のヒートを実施。

2018年、7度目のワールドタイトルを獲得したステファニー 【WSL/Cestari】

そして、ラウンド2の直前にリプレイスメントがコールされ、急遽べサニー・ハミルトンの出場が決定。先日、同会場で行われた『Da Hui Backdoor Shootout』でもアグレッシブなライディングが話題になっていたべサニーは、ラウンド2でブリサ・ヘネシーとキャロライン・マークスと対戦。ブリサに続いて2位通過を果たし、ラウンド3へ駒を進めている。

R3への進出を決めたべサニー 【Tony Heff/WSL】

なお、『Billabong Pro Pipeline』はこれまでに男女ともにラウンド2までが終了。メンズは、五十嵐カノア、ケリー・スレーター、ジョン・ジョン・フローレンスをはじめ経験ある選手が順当に勝ち上がっている一方、ウィメンズはキャロライン・マークスとコートニー・コンローグが敗退している。

ネクストコールは現地時間2月1日午前7時50分(日本時間2月2日午前2時50分)。ライブ配信や細かなヒート表は以下より。
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/mct/3885/billabong-pro-pipeline
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