柳沢敦、小笠原満男、中田浩二、それぞれが感じたファン・サポーターの力とは。「応援してくれる人の存在は、力となりエネルギーになる」【第3回】

鹿島アントラーズ
チーム・協会

【©KASHIMA ANTLERS】

応援してくれる人の存在は、力となりエネルギーになる

9月3日より、鹿島アントラーズはアカデミー専用グラウンドを新設するためのふるさと納税型クラウドファンディングプロジェクト「アントラーズの未来をみんなで」を開始した。返礼品の目玉の一つである、アカデミーの選手とのスペシャルマッチでは、多くのファン・サポーターに見られる舞台となる。「見られる」ことの影響と、プレーを後押ししてくれるファン・サポーターの大きさ。そして、スペシャルマッチに向けた意気込みについて、企画立ち上げからプロジェクトを進めてきた、柳沢敦ユース監督、小笠原満男テクニカルアドバイザー、中田浩二クラブリレーションズオフィサーの3人が、その思いを語る。


―――返礼品の目玉の一つとして、アントラーズOBとアカデミーの選手とのスペシャルマッチがありますが、多くのファン・サポーターに見られる舞台となります。育成年代でプレーを見られる影響はありますか?

柳沢 ありましたね。なんか自分で言うのもあれですが、「超高校級」と言われ始めたのは、ある試合をきっかけに突然のことだったんですね。それまではまったくの無名で、やっぱりそういったファンの方もいないし、応援してくれる人といえば家族や知り合いくらい。そこからいろいろな方から応援されるようになったのですが、自分が知らない人がそうやって応援してくれる。それが一人でもいるだけでものすごくうれしい気持ちになって、そういう人たちがいっぱいいればいるほど力になり、自分のエネルギーになるのを感じました。選手たちにも日頃から「いろいろな人が関わってくれているんだよ」と伝えていますが、やっぱり身近に感じられない部分もあると思います。今回をきっかけに、それをもっともっと感じてプレーできるようになると、もっと責任感も出てくるのかなと思います。

小笠原 これまではユースの試合がクラブハウスでやっていれば、見に来てくれました。でも今はファン・サポーターの皆さんもユースの試合を観戦できていません。以前の状況に戻れたとしたら、「あのお気に入りの子、頑張れ!」という雰囲気になっていくでしょう。今はU-15からU-17の年代別日本代表に呼ばれるような子も出てきています。ユースをはじめ、ジュニアユースの鹿島、つくば、ノルテというアントラーズの3チームの子たちを応援してあげてほしい。その選手たちすべてがプロに行くかというと、そういうわけではないけれど、ぜひ観客を入れてプレーさせてあげたいですね。やっぱり応援してもらえるのはいいものですよ。

中田 それだけファン・サポーターが見ていると、選手の立場としてはモチベーションが上がるからね。

小笠原 タイで無観客試合をやったよね? W杯予選の北朝鮮戦。

中田 W杯出場が決まった試合だね。

小笠原 ヤナさんが決めたんだっけ? 寂しかったよね〜(笑)。W杯出場を決めるゴールを入れたのに、シーン……みたいな。

柳沢 ね(笑)。スタジアムの外で応援してくれているサポーターの音は聞こえていたけどね。

中田 もちろん声は聞こえていたけれど、外にいてくれたものの、どうしても直に見ていないので反応が遅れるからね。

柳沢 でも、やっぱりサポーターがいるのと、いないのとでは……。

中田 違いますよね。結局、目に見えるところではスタンドに誰もいなかったからね。だからこそ、目に見えるところにいてくれるのは大きい。

柳沢 まあ、ゴールをした喜びとしてはうれしいものなんですが、あとで場外にいたサポーターが喜んでいるシーンを映像で見ると、やっぱり興奮したよね。それがやっぱりスタジアムの場内にいてくれたら、間違いなくもっともっと興奮するんだろな、とは思ったかな。

中田 その瞬間を一緒に共有するっていうね。ちょうどあの試合はW杯出場が決まった試合だったからね。でも、サポーターがいないとなんか一つ物足りない。それが一緒に喜べると格別に違ってくる。だからこそ、これからも一緒に歓喜の瞬間を作って、今回でいえば一緒に未来のアントラーズの選手を育てていく、というものがあるといいなと思うんだよね。

スペシャルマッチへの意気込み 今のベスト!?を尽くす

―――それでは、スペシャルマッチへの意気込みについて聞かせてください。

柳沢 全部のカテゴリーの子たちと今のアカデミーに関わるすべての人たちと、これまでアントラーズを作り上げたOB選手たち、アントラーズで育ったみんなで盛り上げていこうというもの。僕も今できるベストを尽くして……。

中田 保険かけるなあ(笑)。

小笠原 「今のベスト」やたら言うなあ(笑)。

柳沢 (笑)。まあ、今と昔のアントラーズファミリーがまた改めて集って、それに賛同してくれる皆さんとともに素晴らしい時間を味わえたらいいなと思います。

小笠原 浩二やヤナさんを中心に、どうしたら賛同してもらえるか、どうしたらいいものが作れるのかと話し合っていろいろなことを考えてきたなかで、本当に賛同してもらえるようなものが出来上がったと思うし、そのお礼としての試合があるので。そこにベストのプレーを見せられるように。今のベスト(笑)。

中田 あ、保険かけた!(笑)

小笠原 (笑)。とはいえ、せっかくやるからにはやっぱり子どもたちに、なんか「あ、すごい人たちと試合できているんだな」とか「ああなりたい」とか、そういう思いを持ってほしいし、そうなるといいなと思っています。現状のベストを尽くせるように頑張ります。

中田 俺はもう今から体をつくって、しっかりプレーできるように。引退試合のようにはならないように(笑)。

小笠原 自然となるじゃん(笑)。

中田 でも、本当に賛同いただいた方には楽しんでもらえるようにしたい。あとは一緒にプレーするアカデミーの子どもたちにはプロの厳しさも含めて、何かを伝えられるようなプレーができるといいなと思います。そこで何かを感じてもらって、プロになりたいとか、成長するための何かきっかけを与えられるような試合になればいいなと思うので、あとはOBの恥ずかしいプレーがないように(笑)。今OBのメンバーも、まだまだ動ける選手をチョイスしているのでね。

小笠原 あ、これメンバー外あるなあ。

中田 ただ集まるというよりは、ちゃんと動ける人。だって魅せないといけないんだもん。だから、やっぱりそこをアカデミーの子たちには伝えないといけないからね。そこも含めて、皆さんに楽しんでもらえるように、今OBを人選中なので、そこも楽しみにしてほしいなと思います。監督じゃないけれど、メンバーの招集はしっかり僕が進めていきますので。だから、そこに漏れていたらごめんね(笑)。

柳沢 見極めないでよ〜。

中田 だって保険かけているから(笑)。監督って言ったらごめんね。

柳沢 そっち?(笑)
(了)

【©KASHIMA ANTLERS】

御礼(リターン)として12/26(日)にスペシャルマッチ開催!

内容:アカデミー vs OBスペシャルマッチ観戦(3万円〜5万円コース)
詳細:アントラーズの伝統をつくりあげてきたOBたちが、将来、アントラーズの選手としてプレーすることを夢みるアカデミーの選手たちと対戦
※チケットの一般販売や動画配信の予定はありません。寄附者限定で観戦できるスペシャルマッチとなります。

開催日:2021年12月26日(日)予定

13:00〜13:30 U13アカデミートレセンvsOB
13:40〜14:10 U14アカデミートレセンvsOB
14:20〜14:50 U15アカデミートレセンvsOB
15:00〜15:30 U16 ユースvsOB
15:40〜16:10 U17 ユースvsOB

出場予定現役選手:土居聖真、上田綺世、沖悠哉
出場予定OB:本田泰人、名良橋晃、本山雅志、野沢拓也、青木剛、新井場徹、内田篤人、曽ケ端準、柳沢敦、小笠原満男、中田浩二ほか

※出場予定OBは随時発表予定

お申込方法 ※お申込は下記、関連リンクから!

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著者プロフィール

鹿島アントラーズ

1991年10月、地元5自治体43企業の出資を経て、茨城県鹿島町(現鹿嶋市)に鹿島アントラーズFCが誕生。鹿角を意味する「アントラーズ」というクラブ名は、地域を代表する鹿島神宮の神鹿にちなみ、茨城県の“いばら”をイメージしている。本拠地は茨城県立カシマサッカースタジアム。2000年に国内主要タイトル3冠、2007~2009年にJ1リーグ史上初の3連覇、2018年にAFCアジアチャンピオンズリーグ初優勝を果たすなど、これまでにJリーグクラブ最多となる主要タイトル20冠を獲得している。

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