前回大会を制した健大高崎のエース石垣に次ぐ存在は? 識者が選ぶセンバツの注目投手10選
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石垣元気(健大高崎/3年/右投)
入学当時からストレートは140キロを超えていたが、そこから順調にスピードアップを果たしており、ギアを上げたときはコンスタントに150キロ台を叩き出す。悪いクセのないフォームでコントロールを乱すようなこともない。今大会の活躍次第ではドラフト全体の目玉となる可能性もあるだろう。
織田翔希(横浜/2年/右投)
体つきはまだ細身だが、長いリーチを生かした鋭い腕の振りと、抜群の指先の感覚が光る。昨年秋の関東大会決勝では石垣とハイレベルな投げ合いを演じ、明治神宮大会でも2回戦で明徳義塾を完封するなど試合を作る能力も高い。順調にいけば26年ドラフトの主役となるはずだ。
阪下漣(東洋大姫路/3年/右投)
最大の魅力は高い制球力で、左右のコントロールを投げ間違えるケースがほとんどない。近畿大会の大阪学院大高戦では90球で完封、明治神宮大会の聖光学院戦でも5回を44球で完封(コールド勝ち)と圧巻の投球を見せた。ストレートは秋の時点で140キロ前後と少し物足りなかっただけに、一冬を越えてどこまでスピードアップしているか注目だ。
矢吹太寛(東海大札幌/3年/左投)
細身ではあるが、力を入れたときのストレートは140キロを超え、カーブ、スライダー、チェンジアップなど全ての球種をしっかり操ることができる。先発でもリリーフでも力を発揮できるという点は大きな魅力だ。今大会に出場する左腕では屈指の存在と言えるだろう。
下重賢慎(健大高崎/3年/左投)
早めに肘をたたむボールの出所が見づらいフォームから、140キロを超えるストレートと多彩な変化球を操る投球は安定感十分だ。特にブレーキのあるツーシームは高校生レベルではなかなか見られない。大会連覇を狙うチームにとってキーマンと言える存在だ。