EXIT・りんたろー。の華麗な交友録とチャラくないサッカー熱 “イチ押しの右サイド”と“あり得ないGK”とは
日本代表入り“イチ押し”の選手は?
「まずディフェンスが素晴らしい。そこから駆け上がるスピード、判断、そしてクロス。日本代表あるんじゃないかなって。キャンプ取材に行かしてもらったんですけど、そのときも一番走ってたし、一番声を出してた。ぶっちゃけ、違う選手を見に行ったんですけど、心を奪われました」
東京都出身の中野は現在24歳。桐生第一高校、桐蔭横浜大学から特別指定選手を経て2023年から広島に正式加入した。スピードとパワーを兼ね備え、右センターバック、右ウイングバックの両方でプレー可能で、昨季はリーグ戦全38試合に出場して5得点5アシストをマークした。その中野の魅力について、りんたろー。は番組収録後にも言葉を続けた。
「ホント、キャンプのとき、右サイドで上がったり下がったり、ずっとしてる選手がいて、しかもクロスの精度が全然落ちなくて、涼しい顔して走ってた。スピードしかり、体力しかり。3バックでも4バックでも、右サイドで日本代表に入れるんじゃないかなって思います」
日本代表GKに「ちょっとあり得ない」
「今、パルマでとんでもない活躍をしてる。やっとこういうGKが日本に出てきたかって思いますね。(日本人GKは)今まではやっぱり身体能力をいかにカバーするかってところを、もう身体能力で諦めなくていい。『うわっ!こういう時代が来たか』って思った。レオ・ブライアン(小久保玲央ブライアン)もしかりですけど、とんでもないフィジカルを持ったGKですから」
鈴木は現在22歳で、埼玉県出身で浦和レッズの下部組織育ち。身長192センチ、体重100キロという恵まれた肉体を持ち、相手FWを弾き飛ばすパワーと驚異的な反射神経、さらに投げても蹴っても長距離を記録するフィード力を武器に、2024年のアジア杯での悔しさを乗り越え、今季はセリエAのパルマで出色の働きを続けている。
「やっぱり川口能活さんとか楢崎正剛さんとかでも(世界のトップとの比較して)どうしても身長とかフィジカルの差があった。そこをポジショニングとかでカバーしていた。僕もその世代だったので、(鈴木は)ちょっとあり得ないなって思いますね」
番組の最後の「マンデーセレクション」では、第3節、第4節で生まれたスーパーゴールに感嘆の声を挙げたりんたろー。は、「Jリーグ面白いっすね」と噛み締める。その言葉通り、サッカー関連の仕事も多くなった中でも、1歳になる長男を連れてプライベートでのスタジアム生観戦を続ける。
自身は大学4年時に怪我によってサッカーの道を諦めたが、現在は芸人サッカーチーム「もりちゃんずユナイテッド」に相方の兼近と一緒にメンバー入りし、サッカーを楽しんでいる。見た目は少しチャラいかも知れない。だが、その肉体、そして言葉には、チャラくない本気の“サッカー熱”が溢れ出ている。
(取材・文:三和直樹)