海外移籍公言のGK権田修一が『MONDAY FOOTBALL on TVer』出演! 世界との差、言語より重要なもの、代表復帰への想いとは
海外再挑戦を宣言した権田(中央)が『MONDAY FOOTBALL』に出演して自身のGK論を熱く語った 【(c) フジテレビ】
12月16日の配信では、2022年カタールW杯で日本代表の正GKを務めた現役プレイヤーの権田修一をゲストに招き、各リーグの試合などを“GK目線”で振り返り、そして権田の「GK論」と気になる「今後」を聞いた。
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「マンデーフットボールに映像で出れるように」
今季限りで清水からの退団が発表された中、権田はフジテレビ系『ワイドナショー』の放送翌日に『MONDAY FOOTBALL』に出演した。その冒頭で「もう一度、海外で、世界のトップ・オブ・トップを目指して、このマンデーフットボールに映像で出れるように、そこを目指して頑張りたい」と改めて宣言。元日本代表という肩書きも「“元”じゃないです。もう1回、(代表に)入りたい」と力強く訴えた。
そこから始まったオープニングトークでは、カタールW杯時の心境などを振り返りながら、番組恒例となった“本田真凜マネージャー”のファッションチェックにも挑み、「僕はユースチームだったので女子マネージャーっていたことがないんですけど、こんなマネージャーがいたらびっくりしますよね。サッカーに集中できないんじゃないですか?気になっちゃって」とコメント。本田の照れ笑いを誘った。
世界最高峰GKオブラクとの「差」とは
その中で権田が「注目するGK」として名前を挙げたのが、ラ・リーガで最小失点GKに贈られるサモラ賞を4シーズン連続で受賞するなど圧巻のシュートストップ能力を持つアトレティコ・マドリード所属のスロベニア代表GKヤン・オブラクだった。
権田がオーストリアのホルン時代のGKコーチだったニハード・ペコヴィッチ氏が、スロベニア代表のコーチも兼ねており、権田はオブラクと同門生だった。当時、権田は「僕とオブラクのどこが違うのか?」を自問し、コーチにも何度も尋ねと言い、「オブラクが自分の中での“ものさし”だった」と明かした。
そのオブラクとの関わりについては、番組収録後にも詳しく語った。
「当時、スロベニア代表の試合をスタジアムに見に行って、僕が普段やっているのと同じウォーミングアップをオブラクがしている姿を見たりしましたね。そこで(ペコヴィッチコーチに)言われていたのは、『正直、練習を見ていて、そんなに大きくは変わらない。ただ、オブラクは練習でやったことを実際のゲームで出す能力がとても高い』ということでした。僕も『練習ではすごくできる』と言われていましたけど、『オブラクは練習でやっていたことを試合で正確にできる。そこが差だよ』って」
コツコツと練習を積み重ねて能力を磨く努力はもちろん大事で、それが日本人GKの良さだと言うが、プロとしてより重要になるのは、試合本番のピッチ上で自分の能力を最大限に発揮すること。要するにシュートを止められるかどうか、だ。その方法として、権田は「力まないこと」と説く。
「ありがちなのは、シュート打たれるときに“止めなきゃっ”て力んでしまうこと。オブラクなどが素晴らしいのは“普通に止める”というところ。この“普通に止める”っていうのが一番難しい。どんなシチュエーションでも動じないこと、常に落ち着いていることの重要性をオブラクから学びましたし、まだまだ僕自身が向上していかないといけない部分だと思っています」