【BOATRACE】地元25歳・清水愛海が2コース差しでデビュー初優勝 下関オールレディース

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 ボートレース下関(ナイター)の「オールレディース ジュエルセブンカップ」(12月8日~13日開催)が終了した。優勝戦は2号艇の清水愛海(山口出身・山口支部25歳)【写真2枚】が快勝。2コースから差し、バックストレッチで競り勝ち初優勝を飾った。1号艇の谷川里江(愛知出身・愛知支部)は先に回ったが惜しくも2着に終わって約7年5カ月ぶりの優勝はならず。3着には4号艇の米丸乃絵(熊本出身・福岡支部)が守屋美穂らとの接戦をしのいで入り、3連単2-1-4は3290円の14番人気となっている。

 ゴール後のピットでは「めっちゃウレシイです。これで満足せず、まだまだたくさん優勝できるように頑張ります」と笑顔いっぱいだった。「山口支部の先輩も後輩も皆さんがたくさん教えてくださって、いい結果になりました。すごく自信につながりました」と今節は一段と成長。大勢のレーサー仲間とともに水神祭も行われた。

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清水は1999年11月生まれの25歳。2019年10月に127期生としてボートレーサー養成所に入所し、リーグ戦で勝率7.12という127期トップの成績をマーク。修了記念レースでは1号艇で1コースからコンマ09のトップスタートを決めて逃げ切り、女子史上6人目(石原加絵、児玉晃子、豊島みづほ、横西奏恵、喜多須杏奈、清水愛海)の養成所チャンプに輝いた。

 逸材として大きな注目を集めるなか2020年11月2日にデビュー。しかし初出走で転覆を喫し、2節目にはフライングを切るなど苦戦し、デビュー期は勝率2.14と振るわず。2期目も勝率2.19と伸び悩んだ。だがデビューからちょうど1年が経った2021年11月2日に待望のデビュー初1着を飾ると、ここから一気に才能が開花。3期目に1着11本を奪って勝率は3.72まで大幅アップし、4期目には勝率5.45をマークしてA2級初昇格と飛ぶ鳥を落とす勢いで駆け上がった。2022年9月の江戸川オールレディースではデビュー初優出も飾った。

 その後は思うように成績を伸ばせない時期もあったが、8期目となった前期に勝率6.36をマークしてA1級初昇格。女子トップレーサーの仲間入りを果たした。そして迎えた今節、自身8回目の優出を飾り、2コース差しを決めてVゴール。デビューから約4年1カ月、地元水面で悲願の初優勝を手にした。

 潜在能力の高さは疑う余地もないだけに、この優勝をきっかけにさらなる飛躍を遂げる可能性十分。2025年はクイーンズクライマックス出場権争いに加わってきても不思議ではないだろう。

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