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前作からどう進化？人気アマがアディダス最新ゴルフシューズ「コードカオス25」をラウンドで履いてみた

スポナビGolf 2024年8月17日 8:00

【スポナビGolf】

数年前から売れ続けているゴルフシューズといえば、アディダスゴルフの「コードカオス」シリーズ。初代の斬新なデザインと確かな性能がウケて爆売れしたモデルも今や4代目となりました。

デザインもさることながら性能面でも着実に進化を遂げていて、今作「コードカオス25」ではさらに大きな進化を遂げているようです。今回はオレンジマンが新しく登場した「コードカオス25」を実際に履いてラウンドしたときの使用感を紹介。実際の機能について深掘りしていきます。

締め付けは2タイプ

アディダスゴルフのシューズでは定番になっていますが、同モデルで「BOA」と「レース」の2種類があるのは実は珍しいんです。デザインも少し違いますし、締め付けの違いで履き心地や向いているユーザーが変わってきます。両モデルを履き、実際にラウンドをしてきました。

ですが、そのまえにまず「BOA」と「レース」では大きな違いがあるので、簡単にメリット、デメリットをおさらいしておきましょう。

BOAタイプ

【スポナビGolf】

◆メリット
・素早い着脱
ダイヤルを回すだけで簡単に締め付けが可能。ダイヤルを引っ張れば緩めることができ、レースタイプよりも素早く脱着が可能。

・均等なフィット感
ダイヤルを回すことで均等に締められ、足全体をつ積むようにフィット感が得られる。

・プレー中でも簡単に調整可能
プレー中に緩いと感じても、すぐさま締め直すことや、逆に緩めることが可能。

・見た目がスッキリとする
レースがないためスタイリッシュなデザインのシューズが多い。

◆デメリット
・フィット感が一律
良くも悪くもはフィット感が一律なので、好みの締め付けが難しい。

・価格
全体的にレースタイプに比べ高価なのも多くコストがかかる。

・故障
ごく稀にダイヤルが故障することもあるので、シューズ本体は傷んでないのに修理や買い替えの必要になる。

アディダス（adidas）（メンズ）ゴルフシューズコードカオス 25 BOA スパイクレス IG8703 IG8704 IG8705 IG8706 ID8605 IH5171: 22,000円ほか

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レースタイプ

【スポナビGolf】

◆メリット
・好みのフィット感
自身で締め具合を調整できるので、より好みのフィット感を得ることができる。

・価格
全体的にBOAモデルより安価なものが多く手に取りやすい。

・重量
BOAモデルと比べると軽量なものが多く、少しでも軽いものが履きたい方はレースタイプがおすすめ。

・通気性
構造上、レースモデルの方が通気性がいいので蒸れなどの心配が少ない。

◆デメリット
・脱着の手間
レースを結んだり解いたりするのに時間がかかる。

・水濡れに弱い
レースの通るタン部分からの浸水が考えられるため、雨の日は注意が必要。

・毎回違う締め具合
BOAのような一律の締め付けができないので、毎回違う締め具合になる可能性がある。

アディダス（adidas）（メンズ）ゴルフシューズコードカオス 25 スパイクレス IF3268 IF3269 IF3270 ID8732: 18,700円ほか

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どちらにもメリット、デメリットがあるのでご自身の好みを反映させながら選択されるといいと思います。個人的には締め具合を調整したいのと、BOAタイプは稀に痛み感じることがあるため、レースモデルの方が好みですね。

それでは今回の「コードカオス25」について深掘りしていきましょう。

深掘りしていくポイント

実際にコースで着用し、感じたことを下記の4つの項目に分けて深掘りしていきます。BOAとレースとの違いも含めてまとめてみました。

・グリップ力
・フィット感・サイズ感
・歩行性・安定性
・快適性・重量（実測）

グリップ力

【スポナビGolf】

前作からグリップ力が40％アップしているというだけあって、十分なグリップ力を発揮してくれます。深いラフや、急な傾斜地でもしっかりと地面をキャッチするので、足が滑ってミスショットになってしまったということはありませんでした。

季節的に夜露や朝露の状況では検証できませんでしたが、前作から40％もグリップ力がアップしていれば期待が持てますね。練習場などのゴムマットや人工芝の上でも滑ることなく着用ができたので、グリップの高さが伺えます。もともとスパイクレスのシューズとしては強力なグリップ力なので、今作も不安なく使えると思います。

フィット感・サイズ感

【スポナビGolf】

基本的にレースタイプとBOAタイプのどちらでもフィット感のいいシューズですが、レースとBOAでは多少の違いがありました。

結論から言えば個人的にはレースタイプの方がフィット感がよかったですね。BOAタイプは構造上、甲側から押さえつけられる感覚があり甲の先の方で少し硬いなと感じる部分がありました。それが痛くて不快になるものではありませんが、なにかあるなと気になる程度。

また、BOAタイプには前作同様にファスナーが付いています。場所も側面に変わり、開閉の違いが顕著に現れるようになりました。実際に履いてみると、ファスナーを開けている方が足首を曲げた際に可動域が多く感じ、ファスナーを閉めると明らかに固定されるのを感じるので安定感は増します。

状況や好みによって、フィット感を選択できるのはいいですよね。

レースタイプは任意で、先は緩めにしたり手前はキツめにしたりと細かい調整が可能になるので、より自分にあったフィット感を得られます。

サイズ感にもやや違いがあります。通常アディダスのシューズは26.5cmを履いていますが、BOAタイプだと幅が若干大きめに感じました。1サイズほどではありませんが、0.5サイズ小さめを選んでも良いのかなと思いますね。それでも日本人に多い幅広の方はサイズダウンの必要はないかもしれません。

歩行性・安定性

【スポナビGolf】

ミッドソールにアディダスでは定番のブーストが採用されていて、クッション性がとても高いです。

さらに、ミッドソールにはLIGHTSTRIKEという同社のZGシリーズに採用されていた反発性の高い素材が使われています。スイング時に反発を最大限に生かしスイングにスピードをもたらしてくれるもの。実際に振っていてすごい反発を感じることは難しいですが、スイングにはいい影響を与えていると思いますね。

快適性・重量

【スポナビGolf】

今作から新たに"うどんニットアッパー"という新素材が採用されています。これによりソフトな履き心地と一方向への伸縮性、逆方向では伸びないという性質を生かしサポート力が強化しているようです。なかなか性能をはっきりと感じることは難しそうですが、ちがうモデルのシューズ（合皮）と履き比べると確かに！と感じる部分はありました。

また、防水性も高く画像のように直接アッパーに流水を1分間当て続けてみましたが、内部への浸水は全くありませんでした。さらにBOAモデルはファスナーが装着されていますが、止水ファスナーが採用されているので、より防水性が高いのはBOAモデルといえますね。

さらに、真夏の炎天下で一日中履いてみましたが、シューズ内が蒸れてベタベタになるということはありませんでした。通気性の良さも感じたので快適なシューズといえますね。

シューズ自体の重量は実測でレース＝402g、BOA＝418gなので、ゴルフシューズの中ではとても軽量な部類です。ゴルフシューズは軽ければいいということもなく、実際に重い方が好きという方もいるので、軽めのシューズが好みの方にはおすすめですね。

まとめ

新作が出るたびに性能を進化させるのは難しいと思いますが「コードカオス」は順調に進化している印象です。ゴルフシューズは消耗品なので、いつか買い替えのタイミングがきますし、現在過去モデルの「コードカオス」シリーズを履いている方で買い替えを検討している方は安心して買い替えていいと思います。

スパイクレスを履いたことがない方や、初めてのスパイクレスを検討している方も「コードカオス25」を選んでおけば失敗することはないと思います。

やはり性能あってのゴルフシューズと言えますし、実際に売れていますから、ゴルファーにとって良いシューズなのは間違いありませんね。