なぜ売れている?人気のキャロウェイ最新「X FORGED/X FORGED STAR アイアン」を語る

スポナビGolf

【スポナビGolf】

ゴルフライターの鶴原弘高さん、クラブフィッターの小倉勇人さん、ティーチングプロの石井良介さんに、2024年上半期に発売され、注目を集めたアイアンについて語っていただきました。今回はキャロウェイから発売された「X FORGED/X FORGED STAR アイアン」について。最新アイアンが気になっているゴルファーの皆さん、必見です!

キャロウェイ「X FORGED/X FORGED STAR アイアン」に注目が集まる理由

【スポナビGolf】

石井:最新のX FORGEDが売れているらしいんですよね。もちろん皆さんは試打していると思うんですけど、どうでしたか?

小倉:私はX FORGEDが売れたと聞いて嬉しくなりました。やはり一枚ものが売れるとマニアック心がくすぐられますからね。

タングステンが入ってたり、重心をコントロールして高性能化するのも大事で、フィーリングがいいアイアンもいっぱいあるんです。でも、やはり鉄と設計だけで勝負して余計なことをしないアイアンは、自分がやっていることが結果につながりやすい。結果的に悩まなくて済むから、そういうアイアンを好んで使っているのもあるんですけど。やればやるほど技術が身につくので、上達志向の強い人におすすめです。そういうアイアンが世の中で売れていくというのは個人的な思いとしても嬉しいなと思います。

石井:ただ、実際にはX FORGED STARの方が人気なんだって。打感や見た目にこだわりたいけどちょっと飛んで欲しい。そこをメーカーはうまいところをついてきてるのかなと。

小倉:X FORGED STARがすごいなと思ったのは、タングステンとかそういうものを使わずにロフトは立っているがきっちり高さも出るアイアンに仕上がっているところですね。

石井:前作のX FORGED STARは、ロフトを立てているわりにはそこまで飛びにそれが繋がってないというか、むしろスピンが入ってちゃんとボールが止まるアイアンという印象を持ってたんですけど、今回は前作よりも距離が出る。ロフトを立てていることが飛距離にもつながっています。高さやスピン量が欲しい人はX FORGEDを使えばいいし、少し前に行く感じが欲しい人はX FORGED STARを選べばいい。ちゃんと欲しい機能を細分化しているのはメーカーとしてすごいなと思います。

【スポナビGolf】

鶴原:ゴルファーは単一素材のアイアンが好きなんです。単一素材にしておけばバックフェースもバッチとかないから、ゴチャゴチャしてないかっこ良さもある。単一素材のアイアンで打感が悪いものはあまりないんです。そして安心感がある。中空になっていたり、何だかんだ裏にバッチがついてたりとか、中にフォームを入れたりしてもやはり打感の問題は出てくる。単一素材だったら打感の心配をしなくていいから買いやすいというのがあるんですよね。

X FORGEDよりもX FORGED STARの方が売れているということは、X FORGEDのライバルは他のメーカーのアイアンじゃないかと。7番でロフト33度とかのものはたくさんあるけど、単一素材のフォージドアイアンでちょっとロフトが立っていてちょっとヘッドが大きくて、若干グースがあってでも見た目すっきりしているみたいなライバルがいないので、そこにうまいことX FORGED STARが入って評価されていると思う。

石井:キャロウェイというメーカーの中でもライバルはいっぱいいます。前のモデルになるけど、APEX TCB アイアンとかはおそらくX FORGEDと戦えるライバルだと思う。だけどX FORGEDが欲しい人と、何層かになったりテクノロジーが詰まっているAPEXシリーズが欲しい人に分かれる。

あと、X FORGED STAR+ アイアンというエクスクルーシブのモデルもあります。そういうのもちゃんと用意しているところがすごいなと思いますね。

キャロウェイのアイアンをチェック

【スポナビGolf】

【スポナビGolf】

【スポナビGolf】

※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント