最強ライバルと戦った男子200m個人メドレー 30歳の瀬戸大也が3度目の五輪で感じた「幸せ」とは?
熱狂の中で感じた幸せ
レオン・マルシャンの「4冠」を観客は総立ちで称えていた 【写真は共同】
男子200メートル個人メドレー決勝には、フランスのエマニュエル・マクロン大統領も駆けつけ、優勝後はマルシャンと抱擁していた。マルシャンの4冠が決まり、大会の「ハイライト」に入るようなレースになった。
あの凄まじい観客の熱量は、無観客で開催された東京五輪とは間違いなく違うものだろう。瀬戸はこう感想を述べる。
「夢の舞台ですね。本当に素晴らしい舞台で、こんな大歓声の中で泳がせてもらえました。アウェイですし、マルシャンほどじゃないですけど、入場したときに応援の声とかも聞こえて、すごく幸せでした。こんな舞台で泳げるのもあとどのくらいなのかな? もしかしたら最後かもしれない……と思いながら、本当に気持ちよかったです」
瀬戸は新王者マルシャンのことをこう称えた。
「マルシャンの可能性はまだまだ無限大だと思います。自分がもし(現役を)やるなら頑張りたいですし、勝負したいです。ただやっぱり同じ種目を頑張ってる選手の1人ではあるので、心から応援したいです。今回の4冠は本当に素晴らしくて、心からおめでとうと言いたいです」