バスケットボールくじ『WINNER』はどう買う? ルールやデータの傾向をまとめて紹介!

データスタジアム株式会社

レギュラーシーズン、CSのスコア傾向の違いは

図3:2020-21以降B1・CS全58試合のスコアランキング 【データ提供:データスタジアム】

 図3は現行のFINALS3戦形式となった2020-21シーズンのCSから今シーズンのクォーターファイナル(QF)までの全58試合を対象として、試合の点差結果をランキング化したデータである。

 レギュラーシーズンでは、7~19点差までが上位を占めていたが、CSはより実力の高いクラブ同士の対戦となるため、レギュラーシーズンより接戦が増えると予想された。実際にCSの結果を見てみると、1~3点差の僅差の試合は3位タイの15.5%。レギュラーシーズンでは1~3点差は5位の12.1%だったので、接戦の割合は増えている。

 一方で、CSの1位は15~19点差と7~9点差が同率で並び、3位タイに10~14点差が続いた。CSではレギュラーシーズンと比べて接戦の割合が増えるが、レギュラーシーズン同様、7~19点差の試合が上位である点は変わらないということが言える。

 では、Game1・2・3でその傾向は変わるのだろうか。2020-21シーズンのCSから今シーズンのQFまでに行われた全25カードのデータを見ると、Game1ではやはり10~14点差と15~19点差が全体の20.0%で最多。しかし、Game2ではこの区分の割合はどちらも4位タイの12.0%に減少。特筆すべきは、Game2は20~24点差が16.0%で最多タイであったこと。また、Game1では1度もない30点差以上の割合がGame2では全体の12.0%まで上昇していた。つまり、Game1に比べてGame2は大差の試合の割合が増えるという結果となった。

 Game3については試合数が少ないため、割合については割愛するが、Game3までもつれたのは全25カードの内8回で確率は32.0%。今季は既に4カード中2カードでGame3を戦っており、例年以上の白熱ぶりとなっている。

 より激しさを増すCS。セミファイナルのカードも決まり、勝敗予想の熱も高まっていることだろう。今回紹介したデータが予想の参考になれば幸いである。また、読者が応援するクラブと共に、今シーズンの『WINNER』になることを願っている。

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日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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