i210の後継モデル、ついに発売!PING「i230 アイアン」

スポナビGolf

【スポナビGolf】

2023年1月にPINGから待望の「i230 アイアン」が発売されます。今回はゴルフライターの鶴原弘高さんに特徴を解説していただきました。

i230 アイアンの特徴

前作のi210は渋野日向子プロをはじめとしたトッププロが使っていた大人気アイアンでしたが、その後なかなか新作が出なくて今か今かと待っていた人も多いのではないでしょうか。やっと2023年1月に発売されるのが、i230 アイアンです。PINGは「前作を超える性能でないと新しいものを出さない」というポリシーを持つメーカーなのです。

【スポナビGolf】

前作から変わったところはバックフェースのデザインです。

前作i210はハーフキャビティのような感じでした。今回のi230も同じように中に振動吸収の素材が入っていますが、それが分厚いキャビティ部分だけではなく、バックフェースの全面にバッチとしてエラストマー・インサイトを搭載しています。これによって打感が前作より良くなっているのが特徴のひとつです。

【スポナビGolf】

ヘッドの重心位置に関していうと、前作よりも慣性モーメントが高くなり、少し低重心化されています。低重心になったことで球が上がりやすく、打点のブレにも強く、高い慣性モーメントを実現しています。

【スポナビGolf】

フェース面では、前作よりスコアラインの溝の数が増えています。これはPINGの他のアイアンにも採用されているマイクロマックス・グルーヴで、各溝の角度と間隔を最適化し、従来よりも溝の本数を増やしているのです。

コースで使った際に、例えば少し湿り気があったり、ラフから打ったときに水はけをよくしてくれる効果があります。実戦での対応力や弾道安定性が高められており、飛距離コントロール性能が向上しています。

【スポナビGolf】

また、ハイドロパールクローム仕上げになっています。これも本数が多くなったスコアラインと同様に、ウエットな状況で水はけをよくしてスピンの安定性を高めてくれます。

細かいところでは、番手が替わるごとにオフセットが変わるのは前作同様ですが、長い番手のヘッドがコンパクトになったので、全番手で構え比べても違和感がありません。

【スポナビGolf】

各番手の飛距離ギャップが平均11ヤードと、揃えやすいロフト設計になっています。メーカーがそこまで番手間の距離を公言することはあまりありません。そういった点でもi230 アイアンはゴルファーにとって信頼感の高いモデルだと言えるでしょう。

i230 アイアン:試打した印象

i230を打って一番感じたのは、打感がよくなっていることです。前作のi210も決して悪い打感ではなく、とても柔らかい感じがするなかでちょっと弾き感もあるのが特徴でした。今回のi230は、前作の弾き感をより少なくしてソフトな打感になっています。打ち比べると誰でも分かるくらい打感は変わっています。

ロフト設定・長さは変わっていないので、打ち比べると弾道の違いは感じないというのが正直なところです。

i230 アイアン:おすすめユーザー

【スポナビGolf】

前作i210 アイアンを使っていた人にはおすすめです。買い替えても何も違和感なく使えるのが、i230 アイアンと言えるでしょう。最新のPINGのアイアンを試してみたい人は、ぜひ一度手に取ってみてください。

【スポナビGolf】

PINGのアイアンをチェック

【スポナビGolf】

※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント