兵庫から世界制覇を目指すイグナイターの挑戦 2006年コスモバルク以来、地方2頭目の海外GI勝利へ
ダート短距離路線はやはりアメリカが強い
昨年のゴールデンシャヒーン勝ち馬シベリウス、今年も名手ライアン・ムーアとともに連覇を狙う 【写真:ロイター/アフロ】
もちろん、そう簡単な道ではない。日本馬はこれまでの歴史の中でドバイワールドカップを2勝、ドバイシーマクラシックを5勝、ドバイターフを6勝とそれぞれ複数勝利を挙げる活躍だが、ドバイゴールデンシャヒーンは2着が3度あるものの勝ち馬はまだ1頭も出ていないのだ。
日本馬にとっての鬼門……というようなオカルト的な理由ではなく、ダートのスプリント路線はやはり伝統的にダート競馬の本場アメリカが強い。ゴールデンシャヒーンが国際GIに昇格した2002年以降、ダートで実施された16回のうち実に12勝を米国馬が挙げている(2010年~14年はオールウェザーで実施)。今年も、昨年のゴールデンシャヒーン勝ち馬シベリウス、同4着のホプキンズ、米GIブリーダーズカップ・スプリント3着馬のナカトミなど、抜群のスピードを持つ米国馬が5頭参戦してきた。
JRAのリメイクは英国ブックメーカー1番人気タイ
JRAのリメイクは2月サウジの国際GIII戦を快勝、英国ブックメーカーでは1番人気タイの評価 【写真:REX/アフロ】
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兵庫から「世界のイグナイター」へ
合言葉は「兵庫のイグナイター」から「世界のイグナイター」へ――。