ミルコ&ホーク、短距離ダート新王者へ負けられない一戦! 高知唯一のダートグレード重賞・3.26黒船賞を展望
ダート短距離路線の今後を占う一戦、高知のJpnIII黒船賞を制するのはどの馬か(写真は昨年の勝ち馬シャマル) 【提供:高知県競馬組合】
それら名馬の歴史にも彩られた高知競馬唯一のダートグレード競走である黒船賞ウィナーに、今年新たに加わるのは誰か。JRA、地方それぞれの有力馬をピックアップし、合わせてレース展望もしていきたい。
充実一途サンライズホークを止めるのは至難
主戦のミルコ・デムーロ騎手からの進言をもとにブリンカーを装着し、距離も1200mから1400mに延ばしてからの充実ぶりは素晴らしいの一言。「すごく良い馬」と同騎手が絶賛する素質が満開の時を迎えようとしている。
前走のかきつばた記念にしてもスタート直後は他馬が先手を取るかに見えたが、すぐさまスピードの違いでハナを奪取すると、3コーナー手前で仕掛けてきた武豊騎手&ヘリオスの捲りを真正面で受け止めたうえで最後の直線では突き放すという強い競馬だった。まだ気性面の幼さに課題を残すが、レース後には「どんどん強くなっている」とデムーロ騎手が話したように、今のサンライズホークを止めるのは至難だろう。
陣営は今年最大の目標を11月4日に佐賀競馬場で開催される地方競馬の祭典・JBCスプリントと早くから明言している。ただ、その大舞台への出走切符を確実にするためにはまだまだ賞金の加算が必要だ。それだけにここでつまずくわけにはいかない。秋の佐賀までノンストップで羽ばたき続ける。
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JRAの実績馬シャマル、ヘリオスが逆転候補
シャマルはサンライズホークを上回るダートグレード競走4勝馬であり、昨年の黒船賞の勝ち馬でもあるディフェンディングチャンピオン。コース経験という点でも一つ、有利な材料を持っている。昨年5月のJpnIIさきたま杯で競走中止のアクシデントに見舞われて以降の3戦は競走除外などの不運も重なり好結果を出せていないが、前走のかきつばた記念は大外8枠スタートからそのまま外を回る競馬を強いられながらもしぶとく4着まで追い上げた。復調気配を感じさせる内容であり、ここでさらなる前進があってもいい。
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黒船賞は過去2年連続2着で前走かきつばた記念でも2着に奮闘したヘリオス、今度こその重賞初制覇なるか 【提供:高知県競馬組合】
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