ホーバスジャパン「パリ五輪に向けて」重要な2連戦…グアム&中国代表戦プレビュー
対戦相手分析…フィジカルに長けたグアムと若手中心の新生・中国
中国はワールドカップで惨敗し2大会連続でオリンピック出場への道が断たれたこともあり、ジョー・チーやグオ・アイルンらベテラン選手たちが去り、20歳前後の若手を数人含めたチームで臨んでくる。とりわけ注目なのが18歳の新星、ヤン・ハンセンだ。今シーズン、中国国内リーグでデビューを果たした彼は216センチの長身を生かしたリング近くからの得点のみならず、パスの能力にも長けており、一部からは「中国のニコラ・ヨキッチ(NBAデンバー・ナゲッツ)」とも評される逸材だ。
2019年、自国で開催されたワールドカップ以来、苦しい戦いが続く中国 【(C)fiba.basketball】
ホーバスHCは今回のアジアカップ予選を「パリへ向けての最初のステップ」と位置づけている。そのためにはアジアの強国、中国を打ち破ることで良い一歩目としたいところだ。富樫勇樹(千葉)も中国に対して「リベンジしたい」と述べる。
「トムさんの体制になって初めての公式戦が中国との2戦でしたが、まったく何もできなかった印象があるので、そこからどれだけ成長してきたか。海外組の(渡邊)雄太らがいない試合ですが、すごく楽しみです」(富樫)
文=永塚和志
構成=バスケットボールキング編集部