宮城野部屋自慢のちゃんこ、その中身とは? 元横綱・白鵬も「全部おいしい」と太鼓判
この日のちゃんこは醤油ベースの寄せ鍋。鶏肉や野菜、キノコたっぷりのちゃんこ鍋が魅惑的な湯気をあげる 【スポーツナビ】
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親子で食べる相撲部屋のちゃんこ
朝稽古が終わり、風呂で汗を流したら、師匠、関取衆、そして若い衆と、順にちゃんこを囲む。宮城野部屋ではどんな食事指導をしているのか。師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)に聞いた。
「とにかくもう、お腹いっぱい食べてくれっていうことですね。自分も入門当初は体が細かったので、特にまだ体が小さい子には頑張って食べさせています。うちでは夜食もやっているんですよ。体重はある程度あったほうがいいから、自分が提案して始めました。うちのちゃんこ? 全部おいしいですよ」
絶品ちゃんこの中身 お米の量に驚愕
宮城野部屋では、バターの風味をきかせた塩バターちゃんこなどが名物とされているが、この日の鍋は醬油ベースの寄せ鍋だった。鍋のほかのおかず類も豊富。宮城野部屋では毎日作るという野菜炒めのほか、豚の生姜焼きや漬物類、ソーセージ、納豆などがテーブルに所狭しと並ぶ。力士たちはどんぶりに最低3杯のご飯を食べるため、宮城野部屋で炊く米の量は、一度の食事で2升半~3升。1日トータルでは4、5升炊くというから驚きだ。
「栄養バランスも考えますが、若い子は好き嫌いが激しいので、どんなものなら食べられるかなと思いながら作っています。野菜は鍋でとれるので、一番考えるのがたんぱく質。得意料理がハンバーグなので、高たんぱくになるよう豆腐ハンバーグを作ることもあります。自分の好物でもあるので、いろんなお店に食べに行って味の研究もしていますね」