振り心地が◎すべてのゴルファーが使いやすい!テーラーメイド「Qi10 ドライバー」3モデル

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2024年1月、テーラーメイドから、次世代のやさしさを追求したニューモデル「Qi10」シリーズが発表されました。クラブフィッターの小倉勇人さんに、「Qi10」のドライバー3モデルについてまとめて解説してもらいました。

Qi10 シリーズのラインナップ

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Qi10 シリーズはドライバー3モデル。フェアウェイウッド3モデル。レスキューが3モデル。アイアンが1モデルのラインナップとなっています。

まず、ドライバーはスタンダードモデルの「Qi10 ドライバー」。

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スタンダードより少しやさしめで、つかまって球が上がりやすい「Qi10 MAX ドライバー」。

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ツアープロや上級者が好む設計になっている「Qi10 LSドライバー」の3モデルになります。

Qi10ドライバーシリーズの進化点

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今回もフェース面は3モデルともカーボンフェースになっていて、第3世代の60層カーボンツイストフェースを搭載しています。

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見た目で変わったのは投影面積の部分です。前作のステルス2ではフェース寄りの部分がチタンでツートンのデザインでしたが、Qi10はクラウン全面がカーボンになりました。インフィニティ カーボン クラウンという名前が付いています。

テーラーメイドはステルス2の時代からカーボンウッドという表現をしていました。前作はカーボンを使用する割合がチタンよりも上回っているところが特徴でしたが、今回はさらにカーボンを使う割合が多くなっています。クラウンの97%をカーボンにすることで余剰重量を生み出し、理想の重量を配分することで高い慣性モーメントを実現しています。

3代目となるカーボンフェースの進化

テーラーメイドはQi10で3代目になるカーボンフェースを採用しています。

カーボンフェースのメリットはクラブの一番前にあるフェースを軽量化できる点です。チタンではフェースに重さが集中するので、重量配分を考えると後方に多くのウェイトを搭載しないとバランスが取れません。軽いカーボンフェースを使用することで設計の自由度を高くしたという点がメリットになっています。

ドライバー3モデルの特徴と性能 ①Qi10 MAXドライバー

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Qi10 MAXドライバーはステルス2 HDドライバーの後継モデルになります。

このMAXモデルは、今回のQi10シリーズを最も表現しているモデルだと思います。理由は上下方向と左右方向の慣性モーメントの合計値が10K(10,000)を超えていることです。芯を外した時のヘッドのブレが少なく、ミスへの強さを追求しています。

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ドライバー3モデルの特徴と性能 ②Qi10 ドライバー

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Qi10 ドライバーはスタンダードモデルで、ステルス2 ドライバーと同様にど真ん中に位置するモデルです。

前作と比べるとフェースの動きにくさを少し感じます。その分やはり曲がらないです。慣性モーメントを高めて球を曲げないことを追求しつつ、フェース周りの軽さを生かして振り心地も考えた仕上がりになっています。

Qi10 ドライバーはMAXより操作性があり、少し強い球が打てるポジションのモデルだと思います。

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ドライバー3モデルの特徴と性能 ③Qi10 LSドライバー

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前作のステルス2 PLUSのポジションに入るのがQi10 LSドライバーです。

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唯一可変ウェイト(スライディングウェイト)を搭載しています。操作性のところもありつつアジャスト能力を持たせています。

球の曲がらなさも考えつつ、他のモデルよりヘッドの挙動も動いてくれる振り心地を感じます。LSは可変ウェイトなどを搭載しアジャスト能力を追求しつつ、Qi10のコンセプトである直進性やミスへの強さが上がっている印象です。

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慣性モーメントを生かした振り心地

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慣性モーメントを高めたと最初に聞いたときに、自分はちょっと使えないのかもと思いましたが、今回のQi10はそれの優位性をしっかり使ってきて、どのモデルも振り心地が極端に悪くなっていません。

思ったより投影面積が大きく、振りにくくないです。もちろん慣性モーメントが高いのである程度は抵抗はあるけれど、思ったより抵抗感が少なくて、サラッと振り抜けるものに仕上がっています。

これは振ってみないと分かりません。見た目よりもサラッと振り切れます。Qi10の3モデルどれでも振り心地がよくなっているので試打してほしいですね。

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今回のQi10はアマチュアゴルファーが結果を出しやすくなったシリーズだと思います。ステルスやステルス2のときも同じように言われましたけど、今回のQi10になってさらにそれを強く感じました。

しっかりカーボンフェースでフェース周りの軽量感を生かして、扱いやすさも高めてきたところがあります。前作のステルス・ステルス2を打ったことのある人にはまず打っていただきたいですね。

オールレンジのゴルファーが使えるQi10ドライバーシリーズだと思います。

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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