HS45m/s以上なら試してほしい。テーラーメイド「ステルス2 プラス ドライバー」

スポナビGolf

【スポナビGolf】

クラブフィッターの小倉勇人さんに、最新のステルス2ドライバー3モデルの中から「ステルス2 プラス ドライバー」の特徴、試打した印象や前作ステルス プラスとの違いを解説していただきました。

ステルス2 PLUSドライバーについて

【スポナビGolf】

ステルス2 プラス ドライバーに興味を持っている人はたくさんいらっしゃるでしょう。前作は低スピンでエネルギー効率のいい球が前に飛び出すクラブだったのですが「前作のステルス PLUSは非常に飛ぶけど難しかった」「つかまりをかなり抑えられていて難しかった」という声も多かったです。

新作で「やさしくなった」という声も少なくないので、どのくらいやさしくなったかを中心に話していきたいと思います。

ステルス2 プラスの進化した点

【スポナビGolf】

新作のステルス2 シリーズは60層のカーボンツイストフェースが搭載されました。新構造のカーボンフェース設計で前作よりも2g軽量化に成功し、より余剰重量を生むように設計されています。

【スポナビGolf】

さらにボディは、前作のステルスはチタンボディでしたが、ソールもカーボンを使用しています。

【スポナビGolf】

【スポナビGolf】

後方の支える部分も特殊強化カーボンコンポジットリングというカーボンになり、クラウン・フェース・ソール・受け止める部分までがカーボンになりました。

【スポナビGolf】

テーラーメイドとして初めてチタンの割合をカーボンが上回ったボディです。これは3モデルとも共通です。

【スポナビGolf】

さらにステルス2 プラスは可変ウェイト(スライディングウェイトシステム)を搭載。重心距離を変えられることでアジャスト性能を高めて、アスリートに使いやすく自分が狙った弾道が打ちやすいように設計されています。

【スポナビGolf】

ステルス2 プラスはスタンダードなステルス2・ステルス2 HDとクラウンの後ろの部分が少し違います。

スタンダードなステルス2・ステルス2 HDはクラウンの縁が赤くて、後ろのリングと同じカラーがクラウンにも見えるようになっていますが、ステルス2 プラスは黒い縁取りになって装飾がない状態です。見た目自体も少しシャープな感じでテーラーメイドらしい洋梨タイプになっています。

ステルス2 プラスを試打した印象

ステルス プラスと比べれば、間違いなくやさしくなりました。具体的に言うと打点のミスに強くなりました。トゥ側・ヒール側に外しても初速が落ちず、ボールもちゃんと浮いてくれます。

この時点で非常にやさしくなったとは感じるのですが、やさしくなったとはいえ、つかまりが抑えられた手強いモデルです。

ステルス2 プラスおすすめユーザー

決して万人向けのクラブではないので、プラスにたどり着くにはスタンダードのステルス2を打っていただいて、そこにどういった不満があるかによってこのプラスを使うかどうかを検討する感じになるかなと思います。

アマチュア的にこのヘッド性能を設計通りに活かすには、ヘッドスピードが45m/s以上ある人が使うとこのクラブの性能が活かせると思います。

ステルス2の3モデルで一番飛ぶのはプラスです。しっかり自分で少しアッパーブローで弾道の打ち出しを稼いだりするとやっぱり飛ぶのです。自分のスイングが安定した人が一定の球を打つにはいいかもしれませんが、自分で自由自在に操作するクラブではないです。

セレクトストア限定でもあり一般の人がすぐ手に取れるモデルではありませんが、そういうところを追求していきたい人には、ぜひセレクトストアまで行って手に取っていただけたらと思います。

【スポナビGolf】

前作ステルスとステルス2のドライバーをチェック

【スポナビGolf】

※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

新着記事

スポーツナビからのお知らせ

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント