【2024年最新】アマチュアが結果を出せるシリーズに進化!テーラーメイド「Qi10」シリーズ

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2024年1月、テーラーメイドの次世代のやさしさを追求したニューモデル「Qi10」シリーズが発表されました。クラブフィッターの小倉勇人さんに「Qi10」シリーズをまとめて解説していただきました。

「Qi10」シリーズ について

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発表されたテーラーメイド「Qi10」シリーズのラインナップは、ドライバーが3モデル、フェアウェイウッドが3モデル、レスキューと呼ばれるハイブリッド・ユーティリティが3モデル、アイアンが1モデルです。

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ドライバーを基本に解説すると、まずは、スタンダードのQi10ライン。

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そして、上がりやすくてつかまえやすいQi10 MAXのライン。

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上級者向けでツアーモデルと言われるQi10 LSラインがあります。

Qi10 LSラインでは、フェアウェイウッド・レスキューがQi10 TOURと名前が変わっています。

「Qi10」のネーミング由来と各モデル紹介

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Qi10 MAXドライバー

「Qi10」の10という数字は慣性モーメントの合計数を表しています。Qi10 MAXはミスへの強さややさしさを最も追求したラインで、このMAXモデルに限ってドライバーの慣性モーメントが10000を超えています。左右の慣性モーメントは5900というルールの上限があリますが、上下方向などを合計すると10000を超えているのです。

慣性モーメントが高いと芯を外した時のヘッドのブレが収まりやすい。つまり今回のMAXモデルは芯を外した時のヘッドのブレが少なく、ミスへの強さを追求しています。

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「Qi10」は、3代目になるカーボンツイストフェースを搭載しています。

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ヘッド構造もかなり変わりました。前作はフェースの部分がツートンになる見え方でしたが、今回はクラウンが全部1色のカーボンになり、インフィニティ カーボン クラウンという名前が付いています。

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Qi10 ドライバー

Qi10 ドライバーは真ん中のポジションに位置するドライバーです。前作のステルス2 ドライバーと同じポジションでスタンダードモデルです。

このモデルもクラウンのツートンがなくなり、テクノロジーとしては共通になります。Qi10 MAXより少し操作性があり、少し強い球が打てるポジションのモデルです。

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Qi10 LSドライバー

Qi10 LSドライバーは、前作のステルス2 PLUSドライバーと同じポジションになります。

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唯一可変ウェイトが搭載されているモデルです。

前作のステルス2 PLUSドライバーと比べると、顔は基本洋梨型のプロ好みのきれいな顔なのですが、前作に比べて少しやさしくなって、個人的には投影面積が少し大きくなった印象です。

可変ウェイトを搭載していることからもアジャスト能力を追求しつつ、「Qi10」のコンセプトである直進性ミスへの強さが上がっている印象を受けました。

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フェアウェイウッドはそれぞれ3モデルあります。

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Qi10 TOURフェアウェイウッド

Qi10 LSラインのフェアウェイウッドはTOURという名前になります。Qi10 TOUR フェアウェイウッドはチタン製です。これも前作のステルス2 PLUSフェアウェイウッドと同じ構造の流れになっています。

ステルス2 PLUSにはないウェイトが1つ追加されているのが特徴です。可変ウェイトは前作にもありましたが、重心位置やつかまりを調整するために、さらに交換できるウェイトが追加されています。

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レスキューも、前作ステルス2からそのまま引き継いで3モデル発表されました。性能的なポジショニングも前作と同様なのですが、よりやさしい方向にモデルチェンジして進化しています。

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Qiアイアン

アイアンは「Qiアイアン」という名前になりました。前作ステルスアイアンの後継になります。

構造はよく似てますが、さらにミスへの強さや直進性を高めてきています。番手別ヘッド設計「FLTD・CGデザイン」を採用し、セット全体で重心位置をコントロールしています。

例えば、ロングアイアンはロフトが立っているので高さを出して安定した飛距離が出る、ショートアイアンはロフトで球が上がるので、ばらつきを減らしてできるだけ一定のエリアに曲げないように狙う機能を高める、というように番手ごとの役割を追求してフェースを作っています。番手ごとにやさしさを追求しているので、ミスに強くなっています。

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個人的には「Qi10」シリーズは、前作のステルス2よりもアマチュアが結果を出せるシリーズになった印象です。もちろんQi10 LS・Qi10 TOURというツアープロが使いやすいラインもあります。カーボンフェースを使った3代目のシリーズとして、その蓄積をしっかりアマチュアに向けて設計してきた印象を受けました。

ステルスやステルス2シリーズが難しい、手強いなと思っていた人にはぜひ打って欲しいです。つかまりやすいとは言わないですが、狙った方向に打ち出しやすくなった印象があります。非常に完成度の高いシリーズです。

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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