12球団主力24人が語る「来季対戦したい打者・投手」は? 佐々木朗希、岡本和真らが“人気”

加賀一輝

主にパ・リーグの打者たちから「対戦したい投手」で名前に上がった佐々木朗希 【写真は共同】

 WBCでの侍ジャパン王座奪還や阪神の38年ぶり日本一に沸いた2023年の野球界。オフに入ってもその熱は冷めやらず、新たな1年を迎えようとしている。そんな中、スポーツナビでは新年1月7日14時から読売テレビ・日本テレビ系で放送される『大和地所スペシャル 超プロ野球 ULTRA』の収録現場を取材。収録に参加する12球団計24人の選手にインタビューを行った。

 第2回は来シーズンに「対戦してみたい打者・投手」について聞いてみた。果たして、今をときめくスター選手の胸のうちは?

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河野 竜生(日本ハム)
「左打者は確率高く抑えたい。今年はそこそこ抑えられたので引き続き。ファイターズでは池田(隆英)さんとかと(左右の)兼ね合いで行っていたんですけど、任されたイニングは完了したいなと思います」

万波 中正(日本ハム)
「佐々木朗希投手(ロッテ)は打ちたいと思いますし、やっぱりホームランを。僕より年下でどんどんすごいピッチャーが出てきているので、彼らからは打ちたいですね」

髙橋 宏斗(中日)
「僕自身ジャイアンツにすごく打たれています。通算で12戦1勝なので、苦手意識はあるんですけど、やれることはやりたいと思いますね。一番怖いのは岡本和真選手(巨人)。対戦成績はいいかもしれないですけど、打席での威圧感は他の打者相手にも引きずるので。疲れ具合は変わってきますし、神経を使いますね」

岡林 勇希(中日)
「みんな打ちたいですね。相性もあるので苦手なピッチャーもいなくはないですけど、全員から打てるような対応力を身につけてやっていきたいと思います」

隅田 知一郎(西武)
「この人をというよりは、古賀とのバッテリーで一緒に駆け上がっていきたいです」

古賀 悠斗(西武)
「自分も隅田と同じく、バッテリーで並みいる強打者を抑えたいです!」

イベント本番で活躍を見せた中日・髙橋宏斗。来季は岡本和真との対戦に注目だ 【(C)読売テレビ】

田口 麗斗(ヤクルト)
「タイガースの岩崎(優)さんは今年セーブ王を取られていますし、長くこの世界で活躍されている方のひとりなので、岩崎さんの数字を超えられるように頑張りたいと思いますね。打者は普通に全員抑えたいですけど(笑)、岡本和真選手は対戦する上で結構ドキドキするようなバッターのひとりなので、『打たれたらどうしよう』よりも『これで打たれたらしょうがない』と思えるような準備をしっかりとして、全力で対戦します」

中村 悠平(ヤクルト)
「個人的にというよりは、チームとして捉えないといけないと思う。やはり各球団のエースピッチャー、特に2桁勝つようなピッチャーに対しては、僕個人というよりチームで束となってやっていかないと倒せない。そういうピッチャーに勝っていかないとチームも上がっていかない。僕だけじゃなくてチームで攻略したいと思います」

則本 昂大(楽天)
「西川龍馬選手(来季よりオリックスへ移籍)はあまり対戦していないので、したいですね。過去にカープ戦で投げても相手が出ていなかったりしたので。すごくいいバッターですし、対戦してみたい気持ちはありますね。何を投げて抑える? (西川の高校の先輩である)吉田正尚(レッドソックス)に聞いておきます(笑)」

小郷 裕哉(楽天)
「パ・リーグは全員投手がいいですが、個人的には今井達也投手(西武)はずっと打てていないのでやり返したい。ヒットも打てていないので、頑張ります」

戸郷 翔征(巨人)
「阪神じゃないですかね。あれだけ強かったですし、セ・リーグのどの球団も苦戦した球団だと思うので。僕らは挑戦者で、やり返さなきゃいけないなというのは感じていますね。阿部(慎之助)監督からの開幕投手指名ですか? 素直に嬉しかったですし、それだけ期待していただいているのは感じますし、応えなきゃいけないですね。開幕戦は勝ちを必ずつけないといけないですし、そのイメージはしています」

秋広 優人(巨人)
「相手の勝ちパターンで投げる中継ぎ、抑えの投手はみなさんすごい。その中でも左投手。阪神の岩崎さん、ヤクルトの田口さんは凄かったので、来季は打ち返せるように頑張りたいと思います」

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著者プロフィール

1988年3月6日、愛知県生まれ。成蹊大学卒業後、一般企業を経て独立。ライティング、MCなど幅広く活動する。2016年〜23年まで『スポーツナビ』にて編集・編成を担当。在職中に五輪・パラリンピックへの派遣、『Number』『文春オンライン』等への寄稿を経験。趣味は草野球で、1週間で20イニング投げることも。

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