【クラブフィッターが厳選】プロにも人気な高性能クラブ!チタン製フェアウェイウッド3選

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クラブフィッターの小倉勇人さんに、チタン製のフェアウェイウッドの中からおすすめの3モデルを選んでもらい、特徴やおすすめポイントを詳しく解説していただきました。

チタン素材のフェアウェイウッドの特徴

ドライバーは早くからほとんどチタン製になってきましたが、フェアウェイウッドはステンレス製のものが多いです。フェアウェイウッドはドライバーと比べて面積が小さいので、チタンを使う優位性が小さく、分かりづらいところがあります。

加えて、ツアープロにとってフェアウェイウッドは飛ばすクラブというよりは狙うクラブという位置づけでもあるため、長らくフェアウェイウッドはステンレス製、もしくはフェース面にバネ鋼を使い飛距離を追求するモデルが多かったのです。

ただ、チタン素材の方が性能を追求しやすくなります。しかし、コストが上がるため、大手メーカーはチタン製のフェアウェイウッドをほとんど作っていなかったのですが、一部のパーツメーカーが少しでも性能の良いものをという思いで製造してました。そういうメーカーのチタン製フェアウェイウッドは、使うと性能の高さがわかります。例えば私が愛用しているロマロのチタンフェースのフェアウェイウッドは、性能はもちろん、チタンなので非常に球が上がりやすく飛距離も出やすいクラブです。

テーラーメイド「ステルス2 プラス フェアウェイウッド」

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チタンヘッドで作ることで余剰重量を作り出し、ウェイトを前後に調整できるスライディングウェイト50gを搭載しています。それにより低重心になり、重心を動かすことでアジャスト機能も追加している高性能なフェアウェイウッドになっています。

テーラーメイドが最初にチタン製のフェアウェイウッドにしたのが「M5」モデルからだと思います。M5・SIM・SIM2のチタン製フェアウェイウッドはどれも性能が高くて、中古市場でも人気があります。

弾き感があってボール初速が出やすく、低重心でボールが上がりやすいし、非常に飛ばしやすいフェアウェイウッドとして歴代モデルも人気です。ステンレス製より少し値段は高めですが、欲しくなるクラブの1本です。

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特に可変ウェイトが付いているモデルは、よりスピンを減らして前重心にして強い球が打ちたい人におすすめです。

ウェイトを後ろにすることで、重心を深くして球を上げやすくしてミスに強くすることもできるので、そういう幅広いアジャスト能力も含めると非常によくできたフェアウェイウッドだと思います。つかまり過ぎない性能も、アスリートから人気を集めている理由でしょう。

ブリヂストン「B1ST フェアウェイウッド」

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ブリヂストンは「B1STフェアウェイウッド」から初めてフェアウェイウッドにチタンを採用しました。

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独自のスリップレスバイトミーリングで食いつきを高め、フェースの滑りを抑制したことで、ミスにも強くて余計なスピンが入りづらく評価が高い1本に仕上がっています。

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それに加えて、カーボンクラウンにチタン製のボディとフェース、さらに可変ウェイトの交換や入れ替えることができるスクリューウェイトを搭載しています。このアジャスト能力と、クラウンにカーボンを使っていることによって低重心を追求しています。

飛距離性能は高いがコントロールができ、狙えるフェアウェイウッドとしてのバランスがいいので非常に評価が高いです。チタン素材のフェアウェイウッドの違いを感じたいなら、このモデルはおすすめです。

ヤマハ「RMX VD フェアウェイウッド」

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3本目に紹介するのはヤマハ「RMX VD フェアウェイウッド」です。前作もチタン製のフェアウェイウッドでした。

他のメーカーと契約していてもフェアウェイウッドだけ「RMX VD」を使用するプロがいるくらい、人気のあるフェアウェイウッドです。

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今回のモデルも非常に出来がいいです。

ヤマハと契約している今平周吾プロが、ドライバーを抜いてフェアウェイウッド2本でVISA太平洋マスターズで優勝したときの使っていたのがこのクラブです。

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非常に飛距離性能が高い仕上がりになっています。実際に地面から打ってもドライバーのような弾道でボールが飛んでいくのに驚きました。

フェアウェイウッドは芝や地面から打っていくと少しスピンをともなって上に浮いていく感じがありますが、この「RMX VD」は初めからちょっと高く打ち出て、本当にドライバーのように前に前に飛んで行く弾道が打てるモデルでした。

飛距離性能がかなり高いので、狙うクラブというよりは飛ばしていくフェアウェイウッドと言えるでしょう。とにかく飛距離が欲しい人は、このヤマハの「RMX VD」をチェックしておいた方がいいと思います。

まとめ

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今回紹介したフェアウェイウッドは、ボディまでチタンにすることでより多くの余剰重量を追求するだけでなく、性能の追求もできている3モデルです。

ステンレスモデルよりも若干値段が上がるので手を出しにくいかもしれませんが、実際に打ってみると性能差を感じると思います。

フェアウェイウッドは芝から打って最も飛ばせるクラブなので、フェアウェイウッドの性能が生かされればアドバンテージとしてとても大きいクラブになります。実際にチタン製のフェアウェイウッドを使っている私が言うのですから、間違いありません。

もちろんステンレスでもいいモデルはありますが、より性能を追求したいのであれば、こういうチタン製のフェアウェイウッドにチャレンジしていただきたいです。結果も出やすいので、ぜひ打ってみてください。

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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