【Jリーグ杯準々決勝第2戦】またも混迷の横浜FMvs.札幌、最高オッズで19.1倍 最も人気のスコアは浦和vs.G大阪「1-0」4.1倍

スポーツナビ

全4試合で今回1番人気の予想スコアは浦和vs.G大阪「1-0」で4.1倍 (10日午前9時1分時点) 【Photo by Hiroki Watanabe/Getty Images】

「2023JリーグYBCルヴァンカップ(Jリーグ杯)」のプライムステージ準々決勝・第2戦が本日9月10日(日)に行われる。全4試合の対戦カード、および会場は以下の通りだ。

鹿島vs.名古屋(カシマ)
横浜FM vs.札幌(ニッパツ)
福岡vs. FC東京(ベススタ)
浦和vs. G大阪(埼玉)


 準々決勝はホーム&アウェイ方式で2試合行われるが、今年からアウェイゴールルールを撤廃。純粋に2試合で勝利数の多いチームが準決勝進出となり、勝利数が同じの場合は2試合合計の得失点差で決めるなど、試合を見る方としては分かりやすいルールとなった。もちろん、これは試合をする選手にとっても同じこと。このルール変更によってチームの戦術面なども当然変わってくるだろうし、サポーターはそれを見越して試合を予想する必要がありそうだ。

 スポーツくじ「WINNER」では、Jリーグ杯プライムステージ準々決勝・第2戦の全4試合を対象に90分間での勝敗チームとスコアを予想する「1試合予想」くじを販売中。Jリーグサポーターは新ルールで行われる準々決勝・第2戦の各試合をどのように予想しているだろうか。10日午前9時1分時点でのオッズの動きから読み解いていきたい。

 なお、ネット販売での締め切りは鹿島vs.名古屋、横浜FM vs.札幌が17時50分、福岡vs. FC東京、浦和vs. G大阪が18時50分となっている。

横浜FM勝利スコアが人気もオッズは分散

 準々決勝・第1戦で起きた波乱と言えば、やはり札幌ドームで行われた札幌vs.横浜FMの一戦。1点リードの横浜FMは後半29分に追いつかれ、挙句の果てにはアディショナルタイムで逆転のゴールを許してしまった。これで今季札幌ドームでは悪夢の3戦全敗となっただけでなく、第25節・横浜FC戦、第26節・柏戦のJ1リーグ戦に続いて公式戦まさかの3連敗。逆に札幌としては“横浜FMキラー”ぶりをまざまざと見せつけた試合だった。

 この第1戦の影響は今回のオッズにどこまで影響しているのだろうか。上位人気のスコアを見ていこう。

横浜FM 2-1 札幌 4.9倍
横浜FM 2-0 札幌 5.5倍
横浜FM 1-0 札幌 6.8倍
横浜FM 1-2 札幌 7.1倍
横浜FM その他のホーム勝利 札幌 7.5倍


 もともとのチーム力は前年リーグ王者であり今季も現在2位の横浜FMが札幌を上回っており、まして今回はホーム。「みんなの勝利予想」でも横浜FMの勝利50%、引き分け19%、札幌の勝利31%と、横浜FM優勢の声が圧倒的だ。それを反映するかのように横浜FM勝利スコアが人気上位を占めている。また、横浜FMが準決勝に進出するためには2点差以上で勝つ必要があることから、「横浜FM 2-0 札幌」5.5倍、「横浜FM 3-0 札幌」7.7倍と人気。さらに、横浜FMが4得点以上で勝つ「その他のホーム勝利」も5番人気7.5倍と支持が集まっているのも、横浜FMサポーターの熱い気持ちの表れかもしれない。

 一方で、「横浜FM 1-2 札幌」が7.1倍の4番人気。札幌の勝利スコアが上位5番人気以内に入っているのは第1戦では見られなかった傾向であり、札幌を支持する声も無視できない。そして面白いのは、この試合の最高配当オッズが「横浜FM 0-3 札幌」の19.1倍と、20倍を切る低い数字になっていることだ。これは第1戦と同じ数字の動き方であり、横浜FM勝利の支持は厚いものの、この第2戦も第1戦同様にどんなスコアになっても驚けないと思っているサポーターも多く、あらゆる選択肢に投票が分散しているということだろう。

 背水となった横浜FMがホームで意地を見せるのか、それとも勢いを増す札幌が再び下剋上を決めるのか――読者の皆さんならどのスコアに投票する?

1/2ページ

著者プロフィール

スポーツナビ編集部による執筆・編集・構成の記事。コラムやインタビューなどの深い読み物や、“今知りたい”スポーツの最新情報をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント