パナソニックスタジアム吹田で“非日常のサッカー劇場”を楽しもう 「ガンバ大阪観戦」がビギナーにもオススメなワケ

下薗昌記

パナソニックスタジアム吹田の魅力を現地リポートとともにご紹介 【©J.LEAGUE】

 30周年を迎えたJリーグでは鹿島アントラーズに次ぐ、9回の優勝を誇る「西の横綱」であるガンバ大阪。今シーズンはクラブ史上初のスペイン人指揮官、ダニエル・ポヤトス監督を新たに迎え、攻撃サッカーの再構築に取り組んでいます。キャプテンの宇佐美貴史選手や「守護神」の東口順昭選手といったW杯の日本代表を経験したスターを始め、外国籍選手にも実力者をそろえたガンバ大阪は「パナソニックスタジアム吹田」をホームスタジアムとして戦っています。

 パナソニックスタジアム吹田は、日本にいくつかあるサッカー専用スタジアムの中でも屈指。今までサッカー観戦をしたことがない方に「サッカーの楽しさ」や「スタジアム観戦の臨場感」を味わっていただくに打ってつけの場所だと言えます。その理由を現地リポートとともにご紹介します。

事前にチェックしたい公式HP

 パナソニックスタジアム吹田で初めてサッカー観戦をする際、まずチェックしてほしいのがガンバ大阪の「オフィシャルサイト」。「試合を観る」「ガンバを知る」「グッズ」などの項目が設けられており、ガンバ大阪というチームや選手のプロフィールなどが網羅されています。特に「試合を観る」の項目にはチケットの購入方法やスタジアムへのアクセス、スタジアムグルメなどが写真とともに紹介されています。

 「ガンバを知る」の項目では選手のプロフィールが紹介されていますが、新旧の日本代表選手も数多いだけでなく、若手にも未来の日本代表候補がズラリ。後ほどご紹介するスタジアムグルメには「選手コラボメニュー」も用意されているだけに“推し選手”を見つけておくのもいいかもしれません。

応援グッズや「モフレム」のグッズも充実

 さあ、パナソニックスタジアム吹田へ。時間に余裕がある方は、キックオフの1~2時間前に来てパナソニックスタジアム吹田でグッズ購入やスタジアムグルメを楽しまれることをオススメします。

 サッカー観戦の魅力の一つは、サポーターの一体感ですが、ガンバ大阪のチームカラーの一つである青色に近いコーディネートで来場するのがベター。そして入場前にぜひゲットしておきたいのが一体感を演出する上で欠かせない応援グッズです。スタジアムの2階にあるオフィシャルショップ「Blu SPAZIO(ブルスパジオ)」はレプリカユニフォームやさまざまなグッズが販売されていますが、特に手に入れたいのが「ミニペンライト」。ナイトゲームではキックオフ前に場内の照明が落とされ、暗転した場内で選手紹介が行われますが、「ミニペンライト」を手にしていれば、あなたもスタジアムの演出の一部に。

 また、勝利した試合のあとに行われる選手たちとの勝利の儀式「ガンバクラップ」の際も照明が落とされ、ペンライトなどによる光の演出はまさに「異空間」の盛り上がりです。

 がっつりサポーター気分を味わいたい方にはユニフォームや選手の名前と背番号が入った「背番号Tシャツ」もオススメ。

モフレムグッズは女性や子どもにも人気 【下薗昌記】

 また、ガンバ大阪のマスコット「モフレム」は世界三大デザイン賞の一つを受賞しており、「モフレム」関連のグッズは女性や子どもにも人気。スタジアム内にはモフレムの世界観を楽しんでいただけるモフレムショップも。さらに「Blu SPAZIO」の一角にも「モフレム」グッズは置かれていますのでぜひ、チェックしてみてください。

「Blu SPAZIO」には行列ができることも 【下薗昌記】

 ただ、試合前の「Blu SPAZIO」にはズラリと行列ができることも多く、入場まで時間がかかることもあるので、余裕を持って来場されるといいでしょう。「グッズショップ」はスタジアムのコンコースや場外にも設置されているので、こちらのご利用もオススメです。

目移り間違いなしのスタジアムグルメ

 Jリーグ各チームのスタジアムグルメの充実度は、海外でも注目を集めるほどですが、パナソニックスタジアム吹田でももちろん、楽しみの一つとしてすっかり定着しています。

 たこ焼きやお好み焼きなど「粉もん」の王道からフランス料理やメキシコ料理、タイ料理などワールドワイドなメニューがズラリ。「オフィシャルサイト」の「スタジアムグルメ」の項目で事前にチェックしておくとスムーズに買い物ができるかもしれません。

ボリューム満点の「高槻パインベーコンチーズバーガー」 【下薗昌記】

 こうした定番メニューだけでなく「選手コラボメニュー2023」も販売されているので、“推し選手”のメニューを食べてみてはいかがでしょうか。

 なお今回の取材では、半田陸選手が高槻バーガー(T's★Diner)とコラボした「高槻パインベーコンチーズバーガー」をいただきました。分厚いハンバーグとパインの甘味のコンビネーションが絶妙。ボリュームも十分でした。

スタジアムに映える「ガンバブルーソーダ」 【下薗昌記】

 フードはもちろん、ドリンク類も充実。「BISTRO OSAKA」で発売されている「ガンバブルーソーダ」はすっきりとした飲み味と、ガンバカラーの青が映えて、見た目の清涼感も最高でした。

 ピッチを見ながらコンコースを1周することも可能です。お好みのスタジアムグルメをじっくり楽しんでいただきたいですが、人気のメニューも多いので、気になるグルメがあったら早めにゲットすることをオススメします。

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著者プロフィール

1971年大阪市生まれ。師と仰ぐ名将テレ・サンターナ率いるブラジルの「芸術サッカー」に魅せられ、将来はブラジルサッカーに関わりたいと、大阪外国語大学外国語学部ポルトガル・ブラジル語学科に進学。朝日新聞記者を経て、2002年にブラジルに移住し、永住権を取得。南米各国で600試合以上を取材し、日テレG+では南米サッカー解説も担当する。ガンバ大阪の復活劇に密着した『ラストピース』(角川書店)は2015年のサッカー本大賞で大賞と読者賞に選ばれた。近著は『反骨心――ガンバ大阪の育成哲学――』(三栄書房)

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