アマの馬場咲希が2ヶ月ぶりに国内参戦! 前年覇者で昨季年間女王の山下美夢有などが今季初の国内メジャーに挑む

北村収

優勝候補の筆頭の山下美夢有

昨年の優勝を果たした山下美夢有 【Photo by Atsushi Tomura/Getty Images】

 ディフェンディングチャンピオンで、昨季の年間女王である山下美夢有が今年も好調だ。4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で今季初勝利。平均ストロークは2位、メルセデスランキング3位と安定した成績を残している。昨季は「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」での勝利をきっかけに調子を上げて年間5勝。今年も得意の茨城ゴルフ倶楽部で波に乗りたい。

 先週の「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」で早くも今季2勝目をあげた穴井詩も優勝候補の一人だ。ロングヒッターとして知られる穴井は、今季パーオン率が2位とショットが好調。飛ばしに加えて安定感も手に入れて穴井は、自身初となるメジャー優勝を狙う。

新たなヒロインの誕生にも期待

 昨年優勝した山下だけでなく本大会の優勝を飛躍の契機とする選手は少なくない。2019年渋野日向子は本大会で初優勝を遂げた後同年に全英女子オープンに優勝し、現在は米女子ツアーを主戦場としている。2021年に優勝を果たした西村優菜は、2020-21年のメルセデスランキングでは4位、2022年のメルセデスランキングでは5位に入っている。

 今年も将来有望な若手が数多く出場。昨年2勝をあげている川﨑春花と岩井千怜、今季初勝利をあげた岩井明愛と神谷そらなどは全員20歳。本大会の優勝をきっかけにツアーを引っ張る選手が出てくることも期待したい。

2/2ページ

著者プロフィール

1968年東京都生まれ。法律関係の出版社を経て、1996年にゴルフ雑誌アルバ(ALBA)編集部に配属。2000年アルバ編集チーフに就任。2003年ゴルフダイジェスト・オンラインに入社し、同年メディア部門のゼネラルマネージャーに。在職中に日本ゴルフトーナメント振興協会のメディア委員を務める。2011年4月に独立し、同年6月に(株)ナインバリューズを起業。紙、Web、ソーシャルメディアなどのさまざまな媒体で、ゴルフ編集者兼ゴルフwebディレクターとしての仕事に従事している。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント