低スピンでガンと前に飛んでいく!PING「G430 LST フェアウェイウッド」

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2022年11月に登場したPING「G430 シリーズ」。G430シリーズの中で、2023年4月に発売されたのが「G430 LST フェアウェイウッド」です。クラブフィッターの小倉勇人さんに試打・解説していただきました。

G430 LSTフェアウェイウッドの特徴

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G430 LST フェアウェイウッドの番手は3番のみです。その理由は飛距離にこだわったモデルの表れだと思います。

そのこだわりは構造に表れています。ヘッドはフルチタンボディ(811チタンボディ)で、フェース面もチタン(2041βチタンフェース)です。ちなみに、MAXとSFTはボディがステンレスソールで、クラウンがチタンフェース(FORGEDマレージング鋼C300)です。

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チタンにすることで生まれる余剰重量を、約80gのタングステンのソールプレートとして搭載しています。約80gということはかなり低重心なので、ある程度打点がズレても、スピンが少ないものが実現できるようになっていると思います。

ヘッド構造はほぼドライバーと同じです。それくらいコストを度外視してきっちり飛ぶクラブに仕上げてきた印象を受けます。

正直ここまで尖ったフェアウェイウッドはPINGの中では初めてじゃないでしょうか。それくらい今回は気合いの入っているクラブだと思います。

G430 LST フェアウェイウッドを試打した印象

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確かに低スピンです。前にガンと飛んで行く感じなので、ある程度ヘッドスピードがないとドロップ気味になるくらい低スピンですが、ミスに強くここはやはりPINGだなと思いました。

多少左右にずらしても曲がりは少ないです。もともと上がりづらいわけではないのですが、芯を外すと低スピンのヘッドはドロップしやすいです。そこがうまくバランスが取れています。

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芯で打つと強弾道で飛距離が出るし、芯を外してもスピンが入って球が浮いてくれる感じが残っています。この辺はPINGのクラブらしさを失わずに、低スピンでバランスよくできていると思います。

G430 LST フェアウェイウッドのおすすめユーザー

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ヘッドスピードは41〜42m/sは最低でも必要でしょう。それくらいないとヘッド性能は生かしきれないと思います。打てないわけではないですが、球が浮きにくいからです。

弾道調整機能である程度ロフトを付ければ、ヘッドスピードは少なめでも高さは出せると思います。ただ、低スピンで前に飛ぶ、飛距離を追求するという性能をしっかり生かしきるには、ヘッドスピード41〜42m/sは欲しいですね。

ただ、ミスには強いのでヘッドスピードが足りなくても打てるとは思います。ある程度の転がり具合は、低スピンのクラブや地形などで変わってくるので、この辺をどう捉えるかかもしれません。とにかく飛ぶ可能性が高いフェアウェイウッドがほしいのであれば、候補には入ってくると思います。打点のミスに強いのもこのフェアウェイウッドの利点だと思います。

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G430シリーズのフェアウェイウッドをチェック

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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