WBCベストナインを先取り! プールC・Dは次戦で日本と激突・メキシコから最多の4名を選出

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二塁手  E.ジュリアン(カナダ)打率.538 2本 2打点

E.ジュリアン(カナダ) 【Photo by Chris Coduto/Getty Images】

 カナダ代表にとっての今大会初戦となった13日のイギリス戦で、3点ビハインドの初回に先頭打者ホームランを放ってこの回5得点の流れを生み出すと、その後の打席で4つの四球を選んで同国のコールド勝ちに貢献。15日のコロンビア戦では3安打、16日のメキシコ戦でもホームランを放つなど、2019年ドラフト18巡目指名の23歳が自身初のWBC本大会で躍動した。

三塁手  E.スアレス(ベネズエラ)打率.600 1本 6打点

E.スアレス(ベネズエラ) 【Photo by Eric Espada/Getty Images】

 15日のニカラグア戦では同点の4回2死二三塁から勝ち越しの2点適時打を放ち、チームの勝利に貢献。翌16日のイスラエル戦では初回に2死満塁のチャンスで技ありの流し打ちで2人の走者をホームに迎え入れ、6回にはダメ押しのソロを放った。メジャー屈指の打者が並ぶベネズエラ打線にあって下位を打つ昨年31発の大砲が、その真価を発揮した。

遊撃手  F.リンドーア(プエルトリコ)打率.467 0本 5打点

F.リンドーア(プエルトリコ) 【Photo by Harry How/Getty Images】

 前回大会のベストナイン遊撃手に輝いた男が、今大会もバッティング好調。1番打者としてのチャンスメークのみならず、14日の5回に放った満塁の走者を一掃する適時三塁打を含め、得点圏で4打数3安打と得点源としても貢献。守備でも16日のドミニカ共和国戦の6回に鋭い打球をファインプレーでアウトにするなど、攻守にチームをけん引した。

外野手  R.アロサレーナ(メキシコ)打率.500 1本 9打点

R.アロサレーナ(メキシコ) 【Photo by Chris Coduto/Getty Images】

 12日のコロンビア戦で1-3と逆転された直後の5回に試合を振り出しに戻す同点2ランを記録。続く13日のアメリカ戦で3安打2打点の活躍でチームを勝利に導くと、16日のカナダ戦は2本の二塁打を含めて5打席すべてで出塁し、5打点をマーク。1次ラウンドでは7安打中6本が長打で、身体能力の高さを存分に見せつけた。

外野手  T.オニール(カナダ)打率.615 0本 4打点

T.オニール(カナダ) 【Photo by Chris Coduto/Getty Images】

 メジャーリーグでは引っ張る打球が多い打者だが、カナダ代表の3番として全試合にスタメン出場した今大会では、打球を左右に打ち分けてヒットを量産。初戦となった13日のイギリス戦では4安打4打点の大暴れを見せると、15日のコロンビア戦では4回と9回で先頭打者としてヒットを放ちチャンスメークするなど、4試合で驚異の打率.615、出塁率.722をマークした。

外野手  M.トラウト(アメリカ)打率.417 1本 6打点

M.トラウト(アメリカ) 【Photo by Norm Hall/Getty Images】

 優勝候補として大会に乗り込んだ2戦目のメキシコ戦で敗北を喫すると、その後の2試合でチームのキャプテンが奮起。14日のカナダ戦の初回では打者一巡の猛攻を加えるチームの波に乗り、低めの速球を左中間に運ぶ3ランを放つ。16日のコロンビア戦でも得意とする低めのゾーンを狙い撃ちし、チームの3得点をすべて自らの打棒でたたき出してチームを決勝ラウンド進出に導いた。

指名打者  R.テレス(メキシコ)打率.353 1本 5打点

R.テレス(メキシコ) 【Photo by Chris Coduto/Getty Images】

 13日のアメリカ戦では広角に打球を打ち分け3安打をマーク。勝てば1位通過の決まるカナダ戦では、初回に1死二三塁で先制の2点適時打を放つと、相手の反撃を許した直後の8回には低めのボール球をすくい上げて右中間スタンドまで運び、貴重な追加点を挙げた。ここまで27スイングで空振りは1回のみと状態は良く、アロサレーナらとともに同国悲願の優勝に貢献する。

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