松山英樹プロのこだわりが詰まったアイアン!ダンロップ「スリクソン Z-FORGED II アイアン」

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2023年4月、スリクソンからZ-FORGED アイアンの進化系として、松山英樹プロをはじめとしたダンロップ契約プロの意見を取り入れた「Z-FORGED II 」アイアンが発売されます。

クラブフィッターの小倉勇人さんに「スリクソン Z-FORGED II アイアン」の特徴や試打した印象について詳しく解説していただきました。

Z-FORGED II アイアンの性能と特徴

前作のZ-FORGEDアイアンは、非常に素晴らしい打感、ヘッドのコントロール性能が文句なしに気持ちのいいアイアンでした。ただ、思いのほか直進性が高く、思ったより球が曲がらない印象でした。

これは直進性が高いドライバーが好まれる今の流れにあわせて作った設計ではないかと分析をしていました。結果を求めるモデルとしては非常にいいアイアンです。

今回のZ-FORGED IIは、前作に比べて少し操作性が上がりました。前作の直進性の高さに対して、Z-FORGED IIは打球の左右と高低の操作がしやすく進化した印象です。マッスルバックですから難しい印象を皆さんお持ちだと思いますが、ハーフキャビティくらいのやさしさがあります。

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トゥ・ヒールの凹部によって余剰重量を創出し、ソールからバックフェース下部へ重心を深く低く設定しています。

トゥ側やヒール側で打ってもそれほど飛距離ロスは感じないです。もちろんフルキャビティと比べれば距離は落ちますが、マッスルバックとして考えるとミスに強いなという印象です。

Z-FORGED II アイアン 試打した印象

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フィーリングは、前作のZ-FORGEDよりちょっとソリッドになったかなという印象ですが、十分フェースに乗ったやわらかさはあります。この辺はヘッド設計の違いかと想像しています。

ソリッドになった分、すごいフックになるという感じはないです。コントロールはしやすいですが、フェースに軽く乗って軽く出ていく感じの軽やかさが演出されていると思います。

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ZXシリーズにも搭載されている、「TOUR V.T.SOLE」というトレーディングエッジ側に3rd soleを追加して3面にし、深重心化とシャープな外観を両立させた設計です。

さらにトゥ側ヒール側も落とされていて非常に抜けの良いソールです。マット上だとなかなか実感しないのですが、コースで打つと抜けがいいです。この抜けの良さは芝の上で体感してほしいです。

Z-FORGED II アイアン おすすめユーザー

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基本はボールを操作したい人に使っていただきたいです。しっかり操作して球の高低の打ち分けや、ドロー・フェードを自分のテクニックでやっていきたい。さらにシビアな状況からも自分でボールをコントロールしたい人は、マッスルバックの方が使いやすいし結果も出るでしょう。

やさしくオートマチックにゴルフをしたい人はZX5 Mk ⅡとZX4 Mk Ⅱに魅力を感じると思います。

あとは上達志向の高い人です。スコアを追求するならこういうマッスルバックは使わなくてもいいです。やさしいアイアンでオートマチックにスコアを出す方法もあります。ただ、やはり技術的なもの、ボールコントロールや自分のテクニックでカバーしていきたい人は、それに応えてくれる道具が必要になるので、そういった人ほどこういうマッスルバックを持っていただきたいです。芯で打ったときのご褒美のような打感とか、自分で操作してその通りに曲がってくれたときの喜びなど、そういう楽しみもゴルフにはあります。

技術的なものも含めてゴルフをもっと楽しみたいと思う人は、ぜひマッスルバックに挑戦してみてください。その最新モデルがZ-FORGED II だと思います。非常にいいアイアンです。

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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