現役大学生でセリエA挑戦中、髙橋藍インタビュー 「日本のバレーも世界に対して全然戦える」
同じセリエAでプレーする石川祐希への思い
石川祐希との対戦も2試合あった(写真は22年10月9日のASバレー・ルーベ戦) 【Photo by Roberto Bartomeoli/LiveMedia/NurPhoto via Getty Images】
「単純に、石川選手はやっぱりすごいなと思うし、技術や身体つきというだけでなく、チームを引っ張る姿、統率する力もすごい。まだまだ自分には足りないと思うところもたくさんありますが、でも同じように自分もチームを引っ張れる存在になりたいし、ならなきゃいけない、と思います」
かつて石川も同じパドヴァに在籍し、現在も試合で顔を合わせるだけでなく、連絡を取り合い、さまざまな話をする。身体づくりを重視し、日々の生活から気を配る石川と同様に、今シーズンは髙橋もより積極的に自炊にも取り組むようになり、自身曰く「料理の腕前もだいぶ上がった」と胸を張る。
「カルボナーラは相当上手につくれるようになりました。これは絶対、祐希さんに負けていないです(笑)」
イタリアで過ごす充実の日々
「せっかく今、貴重な経験ができているし、いろいろな人が応援してくれるのが本当にありがたい。日本でも、パドヴァでも、自分の存在を知ってもらうことでたくさんの人がバレーボールを知ってもらえるきっかけになれたら嬉しいし、そういう存在になりたいです」
日本から遠く離れたイタリアで、自らを磨き、勝負に挑む。充実の日々が、世界で戦う糧になることを、髙橋自身が誰より強く、信じている。